Strange Days

遂にマイクロフォーサーズに            いっちゃおうかな?

2011年02月16日(水曜日) 23時16分 デジタルカメラ 天気:晴れ

 以前からフォーサーズを気にはしていた。
 普通にカメラな人々のように、歩きや車での移動ならば、少々重い機材でも頑張って持ち運ぶのだろう。しかし自転車移動主体の拙者は、軽ければ軽いほどいい。しかし、時にカワセミや菜の花や富士山と戦わねばならぬ。それはコンデジでカバーと考えてきたが、やはり一眼に比べると限界が低い。色んな小技を使う場合はともかく、暗い、動きのある、遠いといった被写体を相手にするには、より撮像素子の大きいカメラが大いに有用だ。
 そこで、ニコンAPS-C機よりコンパクトにできるフォーサーズに目が行った。しかし、まだミラーレス機が無かった頃だ。当時主力だったE-420辺りの軽さは魅力的だったものの、この機種には防振機構が無く、それがある上位機はより重くて、D40辺りの軽量APS-C機に対して大きなアドバンテージがあるとも感じられなかった。筋は良さそうだが、もう一歩という印象。
 マイクロフォーサーズ機が出た時も同様で、最初がパナソニックのG1だったせいで、それほど劇的に軽量コンパクトになったとの印象は無かった。しかし、この機械のEVFはかなり出来が良くて、ファインダーの未来はEVFの方に分があると感じたのも事実だった。
 その後、気がついたらFマウントのレンズが揃っていたこともあり、またコンデジのGX200、SX10がかなり高機能だったこともあって、フォーサーズは視界から遠ざかっていた。
 しかし、マイクロフォーサーズ機の第2、第3世代が登場。E-P系のコンパクトボディが気になる。いくつか出たパンケーキレンズと組み合わせると、すこぶる可搬性が高い。しかも、レンズを変えれば、様々な状況に対応できる。評判も悪くない。超広角域のレンズと、暗所性能くらいがビハインドだろうか。
 決定的だったのは、先週の夕食会で、パナソニックのGH2で撮った動画を見たことだ。撮影者がその筋の人だったということもあるが、僕には従来のプロ用ビデオでの映像*1と、差を見いだせないくらいだった。静止画像でも結構難しい虹を、くっきりと撮れていたのが印象的だった。また持ち主のmiki氏がカメラを褒めていたこと、斯界でもこのカメラが流行っているらしい事にピンと来た。どうも、GH2は本当によく出来たカメラらしい。少なくとも、このカメラ自体は。気がつくと、HD画質のビデオが広まり、中でもマイクロフォーサーズ機は、方式的に得意としている状況だ。
 ちょうど、SX10とGX200も購入後2~3年が経ち、後継機が欲しいと思っていたのだ。SX10の後継はSX30だろう。24~840の超広域ズームは魅力的。だが、SX10を旅行に使うに当たって最大の魅力だった乾電池駆動は、とうとう放棄された。そもそも、コンデジとしては最大級のカメラだし、E-PL2に軽いレンズを付けることを考えると、重量では逆転してしまうのだ。
 一方、GX200の後継は、恐らくはCX系かGXRだろう。でもCXはピンと来ないし、GXRはまだコンセプトが熟成されてないと思う*2。そもそも、GX200はコンパクトな超広角機という位置なので、別に買い換える必要もない。
 結局、旅行用や自転車移動で使うには軽い方が良く、D90の補助に持ち歩いても苦にならないマイクロフォーサーズは魅力的だということだ。それに、キヤノンやニコンも当然ミラーレースを出すだろうし、Sonyは既にAPS-Cでのミラーレス機をだしてはいるが、モノになるまでまだ何年か掛かるだろう。もうモノになっているフォーサーズに手を出す好機だ。
 そういうわけで、買うぞ。決めた。3月にウサギを撮りまくるのだ*3
 問題は、miki氏が持っていたプロっぽい形状のGH2を買うのか、軽量さと簡易さを取ってE-PL2を買うのか、だ。完全にフォーサーズ系に乗り換えるのなら、どちらも、もアリだ。でもAPS-C機は超広角域や高感度性能に分があるので、D90も残しておきたい。だから、まずはE-PL2かな。値段はGH2に14-140をセットした場合と、E-PL2にEVFと17mmパンケーキを着けた場合とで、ほぼ同等。しかしGH2はボディ側に防振機構が無く、防振機構ありのレンズじゃないと旨みがない。オリンパスなら、軽い防振機構なしのレンズを使える。トータルでは軽量化できそうだ。GH2に防振無しレンズでも、別に戦えるとは思うが、動画撮影時には差がつく気がする。
 まあ、後半日考えよう。


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