Strange Days

しまなみ縦走2011前日 鞆の浦に

2011年03月18日(金曜日) 23時17分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 天気:晴れ

 朝は3:30に起床。戸塚で東海道線始発に乗る予定なので、まだ余裕はある。だが計画停電の影響で、交通機関にダイヤの乱れが多発しているので、大幅に余裕を見ての出立にした。
 軽く朝食を取り、Bromptonを戸塚まで走らせ、東海道線始発で横浜に、横浜から京急で羽田に出る。懸念したほどの混雑も遅れもなく、難なく機上の人となった。
 広島空港に着き、手荷物を待っていたところでこば氏と邂逅。一緒に三原に出て、JRで尾道に出て、まずは宿泊場所のα1に荷物を預けることにしたいと思った。が、こば氏と話すうちに、どうせ鞆の浦を走りたいのだから、福山に出てコインロッカーに荷物を置くという手はどうかとなった。それで行こう。
 山陽本線で福山まで移動し、駅前でBromptonを展開した。コインロッカーに荷物を、と思ったが、分けるのが面倒なのでそのまま走ることにした。
 鞆の浦までは、概ね海岸線を辿ってゆけばいいはずだ。そこまでは川沿いに走ったのだが、土手の道は交通量が多くて厳しい。一つ降りた並走路なら、まあまあ安楽な道行になった。所々に鄙びた街並みがあるのもいい。
 やがて鞆の浦に。思ったよりも見所が多そうだ。沖合には見栄えのいい島も。弁天島というのだそうだ。
 しばらく、港の辺りをうろついた。昼食を取りたいと思っていた。には、まるで川港のような石段が残されている。
 この辺には、保命酒という養命酒めいた*1薬用酒があり、製造元が4軒ある。そのうち2軒で、一番小さいボトルを買った。旅の途中で消費してしまうつもりだった。
 昼食は、岩壁にほど近い蕎麦屋に入った。魚食べたいよねー。というわけで定食。たこ刺しが超シコシコして美味しかった。別に蕎麦もついてきてお得。は狭かったが、食事は良かったな。
 食後は、鞆の浦のちょっと高台にまで登ってみた。医王寺という寺に登ってみたが、いい眺めだ。
 平地に降りて走り回っていると、こんなところに山中鹿之助の首塚があった。そうか、この辺で斬られたのか。
 沖合の島が美しいので、渡船で渡る。さっきから面妖な船が往復していたが、あれがそうだったのか。なんでも、幕末にこの沖合に沈没したいろは丸を真似たものだとか。坂本龍馬の海援隊が運航していた蒸気船だが、紀州藩の軍艦と衝突事故を起こして沈没している。その縮小モデル*2だとか。
 渡船で仙酔島に渡り、遊歩道をしばらくうろつく。ちょうど干潮時で、小島に渡れたりもした。
 再びいろは丸で本土に戻る。さっきの写真と見比べると、船首が昇降式なのが分かる。
 海上からは、弁天島がいろんな角度から拝めるのでお得だ。
 船着場の傍に通称対潮楼という古寺がある。そこからの弁天島の眺めは見事。額に掲げられた文字は、朝鮮通信使が残した褒め言葉だとか。実際、見ていて飽きない
 福山駅に戻り、尾道に戻ってチェックインする。tomo&kazu&haruと落ち合い、海辺の店で海鮮に舌鼓を打った。瀬戸内の魚はうまいんじゃ。ほんまにのぉ。
 ホテルに帰って保命酒をと思ったが、さすがに今夜は断念。これを持って走らねばならぬのか。


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