一昨日の夜、ストレスフルなあまり、ヤビツ行きを呼びかけてしまった。応、ときたのは宇津木家(謎)のお二人だった。めでたく、実に6年ぶりのヤビツ登攀と相成った。
前回は2006の事だったのだな。
さて、ポケロケを担いで電車を乗り継ぎ、愛甲石田に到着すると、ロードなray女史に、本人はロードと言い張ってるらしいリカンベントのVolaeで疾走予定のうっきー氏が待っていた。コンビニで多少準備をして、そそくさと出発。
今日は現地案内人を要望したつもりだったが、あいにくお二人は表から登ってこっちに降りてくるルーティングが常で、裏ヤビツ経由はやはり他人について行った経験しか無いそうな。しかし逆向きの通過例はあり、迷うことはなさそう。
最初の土山峠までの道で、吾輩既に心拍が上がり始める。以前よりずっとハイペースだよなあ。なんとかかじりついて登ってゆく。おお、この辺では
桜が残っているぞ。
登坂性能に優れたポケロケだが、長きに渡る不摂生はエンジンを大幅に劣化させたのか、思うように足が回らない。しかし、ここでバテると本題のヤビツに登れなくなるので、心拍を高めないように、足に負荷をかけないように、そろそろと登っていった。当然だが、二人にはちぎられている。
なんとか
土山峠を超え、津久井湖畔にて昼食を取った。冷たい蕎麦がいいねえということで、前にも入った店で天ざるそばを注文。そこで芦ノ湖方面にある驚異の蕎麦屋の噂を聞く。ドMには堪えられない店らしいぞ。
腹を満たし、自転車の近くに戻ると、そこで
こげなイベントが。本番は別にあって、その客引きに出張ってきたそうな。
さて、本番だ。宮ケ瀬方面に取って返し、ヤビツ峠への分岐に入ってからは、各自のペースでアタックだ。拙者、
新緑の黄緑に眼を留めていたら、速攻でちぎられていた。いや、順序は逆で、疲れて足を止めていたら、新緑に目が行ったというだけだが。
昨夜の雨にも関わらず、裏ヤビツには意外に水が流れてなかった。ところどころのそれは仕方ない。拙者、うっきー氏のどうやら100~200mほどをヘコヘコと登っているようで、その後姿が遠くに見えている。一方、先程から5~8人くらいの若人が隊列を組んで、幾隊もすれ違っていた。大学の新歓キャンプの類かもしれない。その連中が口々に『今の――上半身を――』だの『ああいうのは多摩川で――』とか話しているのが可笑しい。
さて、裏ヤビツは結構な緩斜度だからか、あるいはポケロケの走行性能に助けられてなのか、結構足が回り続ける。平均で15~20km/hくらい出していたのではなかろうか。それもきまぐれ喫茶までで、そこからはさすがにインナーローを大活用しながらジリジリと登っていった。
途中、
護摩屋敷の水汲み場で水を汲み。意外に人は居なかった。
その先、なんとなく斜度が緩やかになって、しばらく走ると、遂にヤビツ峠に到達。早速、
記念撮影に励む我輩であった。
下る途中、菜の花台に立ち寄ったが、春にも関わらずかなり澄んでいた。
海まで見通せる。昨日の雨が浮遊物を洗い流したのだろう。
秦野に戻り、輪行で帰宅する。相模大野で二人と別れ、完全輪行で帰った。やはり峠は良い。また遊んでくれたまへ。