Strange Days

南会津紅葉サイクリング2日目

2011年10月30日(日曜日) 22時35分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 天気:くもり時々雨

 2日目は、ちょっと悪天の予想。しかしまあ、そんな濡れないでしょう。
 ツムットの前で記念写真を撮ると、また台倉山方面に登っていった。もっとも、下りと別ルートを取ったので、そんなに辛くはない。
 今日のルートは、赤土峠、中山峠を越えて、大内宿、湯野上温泉と走るもの。まあ、そんな登りもないでしょう。
 下ってゆく途中、ちょっと脇道にそれると、刈り入れの終わった棚田の荒涼とした、魅力的な風景が眼下にあった。いいね、これこそが旅だ。
 ということで、赤土峠への登りに取り付いた。ちょっと傾斜はあるが、短めの坂だ。しかし、鈍り切った貧脚に、緩いとはいえ峠への登りはそこそこ堪える。途中の紅葉を拾いながら、赤土峠を登り切った。森が濃く、あちこちに秋の盛りが残っている。これで好天に恵まれていたらなあ。
 下って、不動の滝という小さな滝を愛でる。下まで降りられないのが残念。
 しかし、ここから向かう先の、小さな集落への道が魅力的だ。道は細く、スッと下り、スッと脇に逸れている。集落の細目は見通せず、頭上の天気は不穏。これでショボショボと雨が降り出しでもしたら、もはや言うことはない。
 次に挑むのが中山峠。だが、ここは中間に長寿の水という湧き水があるので、休憩に時間をかけることができる。ちょうど地元の人達によって小さな市が立っていた。昼食まで少し間があるというので、しんごろうなるおやつを買い求める。これは半殺しにした米を串の先に固め、火で炙って甘い味噌ダレを回したもの。おはぎの味噌版みたいなもの。うまい。会津の米は味が濃くておいしいのだが、味噌もうまい。十念味噌だそうだ。
 中山峠後半戦。この辺で、雨粒がぽたぽた降り始めた。そんなにひどくないが、路面が濡れてくる程度には降っている。登りきって、木陰で雨を凌いでいたが、さすがにカメラを濡らす訳にはいかない。やってきたサポートカーにGF2を置いて、以降の写真はG'z Type-Xで撮るしか無かった。こういう時に頼りになる。
 濡れた路面は恐怖だが、そろそろと峠を下り、中山の大欅。G'zの広角性能が頼りになる。
 さらに小さな峠を超えてゆく。雨はひどくはないのだが、なにせ自転車が時々刻々と汚れてゆくのが……。まあ、帰ったら洗おうぞ。
 大内宿に入る。さすがに、やや観光客は少なめだ。こめやさんで蕎麦をいただく。昨日のより歯ごたえがしゃっきりしていて、これが好み。当然ながらずんだ餅も登場。
 ちょっとポツポツ来てはいるが、しっとりした雰囲気の大内宿を散策して、湯野上温泉まで下る。そして露天風呂に入ってから、列車を乗り継いで帰宅した。
 うん、今回も楽しかった。東武の特急券をケータイで簡単に買えることがわかったので、今後は割りと気軽に参加できそうだ。


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