Strange Days

函館を徘徊後、洞爺湖に

2012年08月07日(火曜日) 22時46分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:くもり時々晴れ

 単独になった今日からは、北海道上陸。初めて、内陸部へと侵攻する。今日は函館の街をうろついた。


 夜半、窓を伝う雨滴に気づき、肝を冷やす。しかし、夜が明ける頃には上がり、宿を後にする頃には路面も乾き始めていた。
 泊地はJR五稜郭駅近くだったので、まずは五稜郭へと向かった。Bromptonで走っていると、他にもサイクリストをちらほら見かけた。
 五稜郭タワーでは、上階へのエレベータ前に、ずらりと人が待っていた。一度諦め、2Fの五島軒に入り、早い昼食を取る。ここのカレーは、ちょっと懐かしい感じの和風解釈の進んだカレーだった。
 カレー後に、またエレベータの方を見ると、昼食時間で空いている感じ。早速、展望台への入場券を買い、エレベータで登った。五稜郭の展望は良し。
 以前来た時には、時間的に五稜郭タワーに登ることしかできなかったので、今日は五稜郭に入ってみた。ここの中央には、かつての箱館奉行所が再建されており、幕末の行政機関の様子を伺うことが出来る。
 五稜郭の南に突き出した堡塁は、玄関を守るために築かれたもので、本来は5方全てに作る予定だったという。戦時、ここと本塁との交通は、どうしていたんだろう。
 今日は、函館駅からの特急列車で、洞爺湖まで出る。その時間まで、港をうろつくことにする。青函連絡船記念館摩周丸に立ち寄った。宮島航路みたいに、ただの連絡船かと思いきや、列車をそのまま積載できるようになっていたんだとか。貨車の積み込みに利用したデリックも、そのまま残されている。船内は、青函連絡船に関する技術遺産などの陳列があり、結構見ごたえあり。また船上からは、函館の市街地や、函館山へと登る坂道と、その周辺の寺院群がよく見えた。これが現役の頃に、一度は乗っておきたかった。
 時間が来たので、特急列車で洞爺湖へと向かった。海沿いにあり、泊地に選んだ壮瞥までは、一山越え手、さらに湖畔を走らねばならない。しかし、ご覧の通り日は高いので、不安はない。
 洞爺湖自身がやや高所にあるので、そこまではヒイコラ登らねばならぬ。しかし、車の通行は意外に少なく、Bromptonでもなんとかなる傾斜ではあった。
 長いトンネルを抜けると、洞爺湖だ! 想像よりも水が澄んでいた。大観光地で、いくつも集落がある上に、船まで居るのに、意外だ。ただ、抜けてすぐ東にあるホテル街は、ちょっと寂れてるかなという感じ。
 東に走り続け、日が低くなってきた頃、今日の宿に到着。ホテル中の島。隣のユースホステルと、棟が繋がっており、実質同一の経営らしい。コインランドリーもあり、喜んでいたら、恐ろしいことに気づいた。なんと、VAIO XのAC電源を、函館の宿に忘れてきてしまったのだ。すぐに電話して、自宅へと着払いで送っていただくことにしたが、これで旅の間はVAIO Xを頼れなくなってしまった。それで困るのが、G'z Type-Xへの充電。こいつの充電ケーブルは、PCとの通信が前提なので、VAIO Xが使えないと、充電すらできなくなるのだ。これも弱るな……。
 ともかく、夕食後は温泉で汗を流し、部屋でくつろいでいると、なにやら炸裂音が始まった。これが洞爺湖の水上花火大会か。夜戦可能のBromptonなので、見に行きたかったが、もう風呂に入ってしまったので面倒になり、部屋から遠くに見える花火を鑑賞するにとどめた。
 しかしまあ、空の暗いこと。星がくっきり見えるので、GF2にタイマーを仕掛けて、空を撮ってみた。結構、頑張れるもんだな。

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