Strange Days

今節のみんなのうた

2005年02月22日(火曜日) 10時55分 テレビ 天気:ようやく回復

 最近のみんなの歌は妙に変則的で、ニュース番組の最中に挿入されたりする。おかげで、全部見るのに苦労したではないか。
 歌っている男子の横のおにゃにょ子、何してるのよと思っていたのだが、聾唖者なんだってね。それで歌モノユニットか。お染ブラザース並みの分業制なんだな。可愛いけど、この先ネタが続くのだろうかと心配になってしまう。がんばれ。
 ラシアンなおにゃにょ子が歌っているとか。こぶしが回りまくってド演歌っぽいけど。二度聴いて、主人公の少女がこの城の生き残りなのだとようやく気づいた。
 ああ、いいねこれ。歌っているのはソプラニスタという、女声のソプラノと同じ声域を持つ男性だとか。そういうのはファルセットでやるもんだと思っていたのだが、地声で出せる人もいるらしい。そういうのをソプラニスタというとか。ファルセットでやる方はカウンターテナー。どちらも希少な歌い手だが、ソプラニスタとして名乗りを上げているのは世界でも三人しか居ないとか。ほんまに地声か、という声もあるらしいが、カウンターテナーの場合より低音域がずっと安定しているように思えた。
 歌声は非凡の一言。ジミー・ペイジがロバート・プラントの歌声に初めて接した時、『これだ、この非凡さだ』とZEPPELIN*1の成功を確信したとか。この歌も、この歌声を得たことで、成功を約束されたようなものだ。いや、僕にとってはだけどな。
 歌われる歌詞もいい。あざとい、技巧的な表現に走ることなく、さりとて低俗に走ることも無く、ぎりぎりの線で、永劫の時間と輪廻、そして再会の物語をつむぎあげている。輪廻とは、単に存在が復活するわけではない。不滅の本質が、時を越えて何度も立ち現れ、めぐり合うことなのだ。作詞家はそう主張している。
 アニメはCGを多用しているし、それが*2どうしても目に付いてしまうのだが、それが鼻につく寸前で収めている。そして今までに無かった美麗な色使いで、絢爛たるこの世界を創造しているのだ。キャラがオコジョとイルカという、白いもこもこ系なのが、ちょっとあざといけどな。
 もう、俺様のみんなの歌殿堂入りは確定だ。世紀が変わる頃に放送された『風がくれたメロディ』*3も、何度も聞きたくなって、その度に心が和らいだものだ。この曲も何度も聴きたく、いや見たくなることだろう。

 再放送分。
 幻想系。だがアニメ臭さが鼻につきすぎる。
 冬の定番。これと寒太郎と白い道のヘビーローテーション振りには笑いさえこみ上げてくる。
 犬、いいな。いさましいチビの和犬を飼いたいものだ。って、全然歌の感想じゃないし。


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