今日はいい天気だ。
さて、出発は、泊まった
しらかば荘から。設備が古めかしいのはちょっと残念だが、温泉は堪能できた。
まずは西に下ってゆく。ずっと下ると只見に出るのだが、その手前の温泉地まで下った。道中の川沿いに、
紅葉が映える。
折り返し地点辺りにあったのが、この
玉梨豆腐店。店に入るとでっかいアメ公がガムをクチャクチャ噛みながら出てきて『よく来やがったな、この玉無し野郎が』と接客するから、というわけではなく、単に地名にちなんだ店。これが、おおよそこんな、夜中には狐狸の類以外に隣人が居そうにない山中だというのに、かなり栄えている店だった。枝豆を使った豆腐で有名だそうな。他にも立ち寄った豆腐店があって、昨夜の夕食に供されたのだが、この店の豆腐も美味とか。豆腐でなく、豆腐ドーナツを頂く。店の親父がいい塩梅に親父キャラで、愉快。
うまい豆腐といえば、良い水が必須。ということで、昭和村にも水場がたくさんある。その1つ、
寺の下清水を訪った。暑い盛りにご飯に味噌を装い、その上からこの冷たい冷水をぶっかけて食うのが楽しみだったとか。というわけで、期待の清水だが、
この有様。冬場は誰も手入れしないんだろうな。
昭和村には、
小社小堂の類があちこちにある。その方々で、
秋色が映えている。
会津の山間に往くと、辻々にかつての常夜灯や、碑の類が残されている。
ここは常夜灯の跡だそうな。
実のところ、昨日も今日も、大体は昭和村役場を中心に、R440沿いをうろついている状態だ。山間の村なので、幹線が一本しか無い。昨日も立ち寄った寺に、また立ち寄る。しかし、これが良かった。昨日は、天候のせいでイマイチだった
紅葉が、今日は映えまくる。
食事処も少ないので、昨日のスタート地点の
からむし織の里で昼食を取る。ここ、来客は多いのだが、ほとんどはこの食事処目当てのようで、メインのはずの展示館の方には、とんと客足が伸びてない。売店では、からむし織の製品を扱っているのだが、ただのシャツが60k\とか、誰が買うんだ価格なので買っている人をついぞ見かけなかった。小物のハンカチくらいまでなら手がでそうだが、そもそも化繊に比較しての利点が見えない。
そんな状況なので、食事処の来客が多く、我々も30分ほど待つことになった。その間、こば氏が良い感じと申されておったので、苧麻の里外周の遊歩道を巡ってみた。
いい眺めだ。
食事は自由ということなので、やはり
蕎麦でしょ。
一昨日の夕食の店より、もう少し蕎麦の香りが強くて美味。
最後に、
山の綺麗どころを拾いつつ、またしても昭和村の上に向かう。
昨日も立ち寄った
小学校跡。邪魔なテント類が消えたせいか、カメラに後者を収めている人が多かった。
山上の小堂をもう一つ拾うと、そこは
銀杏の葉が敷き詰められたベッドになっていた。寝る人は居なかったが。
三度、からむし織の里駐車場に戻り、車で会津田島まで戻ってから、解散。帰路は、鉄道事故のせいでいささか時間を要したが、持っていったLavie Zのおかげで、さほどには退屈しなかった。
ポケロケが随分汚れたので、また掃除しなければ。