Strange Days

年末の奈良行初日

2012年12月22日(土曜日) 22時04分

 雨の朝だった。雨は広範囲に及び、近畿も湿っぽそうな天気。まあ、覚悟を固めてゆくしか無い。
 駅までBromptonで自走する。幸いにして、濡れるほどには降ってない。新幹線で京都に向かい、乗り継いだ在来線で奈良に到着した。
 奈良の街は、ちょいと雨に烟って居る。ホテルは、駅前のスーパーホテルに取っていたので、まずは自転車と、余計な荷物を預けた。
 ちょうど昼時だったので、三条通りの入口に近いCoCo壱番屋でスープカレーを食いながら、作戦会議。Nexus7は、こういう用途には絶好だ。
 とはいえ、大して考えなきゃならないことがあるわけもない。今日は興福寺界隈をうろつくだけで終わりだろう。東大寺方面まで足を伸ばせるかどうかってくらいで。
 店を出て、興福寺まで歩いてゆく途中、近鉄奈良駅前の商店街で、お寺チックな教会を発見。景観配慮型、なのか?
 三条通を登り切って、興福寺の南西にある三重塔から攻め始めた。この仏塔は五重塔ほどに派手ではないが、より古い分だけの重みのようなものを感じる。
 そのまま北に向かうと、北円堂。ここは一般公開されてなさそうなのだが、拝観可能な時期はあるのかな。
 こちらは賑やかな南円堂
 興福寺で一番目立つ五重塔。ここは夜に入るとライトアップされるので、後で寄ろう。
 興福寺国宝館に入る。相変わらず、時空を圧縮したような、重い空間だ。謂れのよく分からない仏が多いのもソソるものだ。
 外は湿っぽいが、傘を差す必要はないのは有難い。国立博物館までてくてく歩く。
 国立博物館は、春日大社にまつわる催事があった。しかし仏像館のヘビーさにお腹いっぱい。地下スペースでの休憩をはさみつつ、結構な時間を過ごした。
 そろそろと暗くなってきた頃に、なんとか東大寺まで歩いた。どのみち、二月堂で夕陽なんて無理だから、大仏殿を拝んで踵を返す。
 帰路、あちこちの建物がライトアップされている。国立博物館の付属棟も、なにやら荘厳な佇まいを見せている。しかし、やはり大物の興福寺五重塔が、青白い明かりの中に凄みある佇まいを見せている。
 ホテルに戻り、夕食に出かける。なぜか猛烈なビール浴と餃子欲にとりつかれたので、血眼になって探しまわって王将に突入。がっつり食って戻った。
 明日以降は好天に恵まれるはずだが、さて。


Add Comments


____