Strange Days

田浦梅林に梅見

2013年03月02日(土曜日) 23時31分 レジャー , デジタルカメラ 天気:快晴

 正確にはNikon 1 V2の試写だがな。
 しかし、今年は割りとアクティブに梅見に行くものだ。これも新しいおもちゃが手に入ったからではあるにせよ。それとともに、そろそろと鬱屈してきたものが沸騰してきたのかもしれない。
 さて田浦。ここは今上陛下の御生誕を祝うべく、山の斜面に梅を植え始めたのが始まりだとか。今では横須賀市も公園化し、2700本もの白梅があるんだとか。ここも曽我梅林のように、梅果の収穫を目的とした、実用のものだ。
 田浦に出るのは簡単だ。戸塚に出て、後は横須賀線で田浦に出ればいい。乗った列車が逗子止まりだったので、今度は逗子折り返しの便に乗り継ぐ必要があったが、それでも1時間程度の旅程だ。
 田浦駅で降り、内陸に向かう。公園へは、R16に出て、田浦郵便局の辺りから山の方に向かう。途中で通った田浦隧道*1は、自転車で三浦半島を回る時には、おなじみの場所だ。
 山沿いの、幾ばくかの商店を含む、どこか懐かしい感じの住宅街を進んでゆくと、探すまでもなく田浦梅の里の看板がドーンと出ている。ここに来るまでに、やはり幟が頻繁に立っており、道に迷うことはなかった。
 一度、京急の高架を潜り、山肌に沿って付けられた道を登ってゆく。登り口くらいのところにテントが何張りか立ち並び、そこで地元の人々が持て成ししてくれるようだ。
 更に登ると、京急線の線路を見下ろせる、絶好のロケーション。ちょっと待つと、本数の多い京急のこと、電車がやってきた。それも、ちょうど行き違いだ。鉄ちゃんには知られた場所かもしれない。
 さて梅。残念だが、まだまだ咲き始めという感じだ。枝を選べば咲いているかというところ。
 公園は、頂上に向かって、幾つもの区画に分かれている。最初の平坦面は、小公園風に整備されていて、東屋と、それを取り囲む回廊状の遊歩道にそって、水仙が立ち並んでいる。
 辺りには、水仙の甘い香りが漂っており、ちょうど風を防ぐ形の地形であることもあり、あたかも山間の桃源郷の如き有様だった。
 そこから更に登る。その先は、斜面にそって遊歩道が張り巡らされた、梅林になっている。その梅林を登り切ると、広い芝生が整備された、やや傾斜のゆるい頂上付近の公園地に出る。そこからの眺めはいい。
 だが最上の眺めは、頂上に立つ展望台からのものだ。空気が澄んでいれば、はるか房総半島まで望見できそうだ。
 展望台を越えて進むと下りになり、まず少年自然の家に出る。この先を進むと、京急田浦に出るのだが、そっちだとむしろ帰るのが面倒になるので、ここで引き返した。
 この梅園、実際の梅林は、むしろ急傾斜地に立ち並んでおり、収穫用の単軌条車も設置されていた。開花が遅いのは、そんな事情もあるのだろう。
 天気がいいからか、奴も頭上にいた。やつ、だ。今日はCXマウントの18.5と10-30のほか、DXの18-200も持ってきていて、付け替えながら撮り比べていた。この18-200の望遠端、Nikon 1では540mmにもなる画角でも、頭上を飛び交う鳶に合焦するのには驚きだ。中央1点とはいえ、その精度はかなり高い。
 田浦駅に戻る。この駅には、トンネルが3つも開いている。右から横須賀線上り、横須賀線下り、そして一番左はかつての横須賀軍港向けの貨物船だったらしい。開削時期が右から明治期、大正期、昭和期なので、確かに様式が新しくなってきている。が、一番新しい昭和のトンネルは、既に廃線されて使用されてない。ちなみに逆方向もトンネルで、しかもホームの長さが短いので、最長の11両編成の場合は、中央部分以外はトンネル内にはみ出すという。横須賀も、呉と同じで、狭い盆地ばかりだからな。
 花粉を吸いまくったせいか、頭痛に悩まされつつ帰宅。そのまま5時間ほど爆睡して、やっと回復した。


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