Strange Days

春のしまなみ縦走2013前日

2013年03月22日(金曜日) 21時20分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , 天気:好天

 毎年参加している、春のしまなみ縦走。今年も参加するのだが、募集が遅すぎてこばさんとの二人旅となってしまった。
 今日はまず、三原~尾道の花処を巡る。関東の状況から、さぞかし桜が咲きそろっていることだろうと思いきや。


 朝は5:15頃に起床。身支度して羽田に向かい、朝一の広島便に無事搭乗する。結局、2時間程度しか睡眠時間を確保できなかったのだが、機中うつらうつらしていたら、なんとなく眠気が薄れてきた。
 こば氏ともども三原に出て、そこから南西に当たる筆影山に登る。Bromptonで。いかに10速仕様とはいえ、本質的にアップダウン向きではないこの自転車では、ちと辛い。ともかく、軽いギアでそろそろと登っていった。
 途中、山の下に見えた工場の情景。これは路面電車だよな。
 筆影山と別のピークとの分岐に、トイレポイントが有る。
 汗かきながら登り切る。山頂には展望台が設けられ、桜が咲けばさぞかしいい眺めだろ。そう、桜なんてほとんど咲いてなかったのだ。どうも、この地は関東よりも開花が遅れているようだ。というか、関東が早すぎるのであって、この地は恐らく例年よりは早めなのだろう。なんということだ。
 しかし、ここからの眺めは、花を措いても良い須波港方面も見下ろせる。須波港からは、生口島の表玄関、瀬戸田への船便が渡っている。
 さて、来た道を降りるのも面白く無いということで、須波方面に降りた。そこから三原に戻る途中で見かけた須波駅。駅舎を抜けると、いきなり長めの階段が登場する、土地のない瀬戸内にありがちな構造だった。
 三原駅に戻る。看板を漠然と眺め、この駅は小早川家の居城があった三原城を半分壊して作られたことがわかった。裏手から見るとこの有様だ。上は公園として整備されているが、風情は乏しい。
 そろそろ尾道に移動しようかと駅舎に降り、構内の看板に古地図によるかつての姿があるのにやっと気づいたところ、ちょうどその前にいたおじさんが発掘現場の現場見学会に参加したとかで詳しく、かつて軍船の類を奥の堀や船櫓へと引き込んだ船滑りがあったと教えてくれたのだが、あいにく時間がないので説明もそこそこに辞去した。
 さて尾道だ。泊まるホテルはバラバラなので、一旦各々ホテルに荷物を置き、尾道を歩きまわることに。最初はあそこだ。何度も見上げては気にしてきた、尾道城。近年の構築で、そもそもあんな場所に城はなかったろうが、それでも目立つので気になっていたのだ。
 尾道は、典型的な瀬戸内の港町なので、山が迫っている。山肌に沿って人家が広がり、その間を居心地良さそうな路地*1が走っている。そんな場所は猫にも居心地いいのだろう
 あそこへは千光寺への道沿いをゆけば、自動的に通過できるはず。
 急坂をよじ登ってゆくと、やがて彼の城の足元に着いた。こんな風になっていたとは! ここ自体が急斜面なためか、下側の石垣は想像以上に高い。上側から見返すとこう。アーチには『城の博物館』とあり、かつては小規模なテーマ館だったようだ。
 さて、更に登ってゆくと、いくつかの展望地があり、その方々に桜が咲き始めているのを確認した。山頂の公園には、枝垂れ桜がぽつんとあり、開花時期が早めの此奴は既に満開だった。ゴミ箱の類が増設され、既に準備万端という感じだ。桜が咲いていれば、さぞかし賑やかなのだろう。
 最上部の展望台に登る。ここからの眺めは良い。しかし、この一体の稜線沿いには、いくつもの展望ポイントが有り、それぞれで見え方が違うので、ここが格別とまでは感じなかった。全体的に素晴らしい。
 千光寺を通って、猫トラップに掛かりながら市街地に降り、地物野菜を使う料理屋で、こば氏と夕食を取った。運動の後のビールは美味い。

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