Strange Days

大阪ツーリング2日目

2013年04月14日(日曜日) 13時54分 , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:好天続く

 2日目は、灘方面に走るという。多少の坂はあるかという見込みだったが……。
 そんなわけで、また新大阪駅に集合し、走りだした。今日は、昨日とはほぼ逆方面。伊丹方面に抜け、そこから灘へと走るらしい。といっても、土地鑑の全くない拙者、必死について行くだけであった。
 今日も川沿いに走るのだが、賑やかな市街地、河口寄りの風景とは、ちと違う。ほのぼのするような、川沿いの土手道を往く。
 走行中、川向うにジェット機が離着陸するのを目撃。伊丹空港だった。
 上方は、さすが経済の中心地だっただけあって、幾筋もの街道と行き会った。これは多田街道
 灘との中間くらいかなという辺りで、今から『ちょっと』坂に登るという。そこでお昼にするというので、スーパーで買物。ちょうど電車が鉄橋を通るところだったので、鉄な人々は大喜びだ。
 さて、ここから兜山という山に向かって登る。その裾野を撫でるようなコースなのだが、いきなり傾斜がすごい。住宅街なのに、この辺の人たちは車でしか移動しないのか? この坂はBromptonでは登りきれまいと思い返し、つくづく抜かりなく、激坂対応ポケロケ*1で来てよかったと思った。そうして、ヘコヘコと登っていたのだが。
 三井氏が、実に嬉しそうに拙者共の苦悶ぶりを眺めつつ先導してきた先が、これだよ。うきゃー! 斜度15~20%の、しかも直線の坂。ダメだ。心が折れ、遂に僕も押し歩きに。
 一坂越え、どうやら公園内に入った模様。えらい大雑把な公園案内図を見るに、なんとなくもう上りはない模様。三井のアニキに聞いても、『たぶん、あまり上りはないはず』という。後で思うに、この時笑いを噛み殺していたのであろうか。
 昼食場所へと"下って"行ったのだが、おかしいな。全然下らないし。むしろ上りが多いんとちゃうか? 何か騙された気がしつつ、ついていった。まったく、自転車乗りに『坂はないですよね』なんて聞いても、ダマされるだけで無駄なのである*2
 もう坂はコリゴリという声を聞きつつ、昼食場所は神呪寺。真言の寺なんだろう。真言宗ってのは、やたら呪術的な色彩を帯びているものだ。桜の名残が感じられて、風流な眺めであった。
 海沿いに出て、幕末の砲台跡を眺め、またしてもえらい橋を渡る。まあ、概ね坂だな。なんぞ走り系のイベントがあったようで、沢山のランナーと行き会った
 最後は灘に来て、南東に固まっている、高名な菊正宗などの酒造を訪ねた。3軒くらい行ったうちの、菊正宗酒造記念館。全国区で知られた酒蔵なので、見学施設もきっちり整っていた。ここで試飲して、気に入った梅酒とにごり酒を買う。
 きっちり試飲したので、近くの都市交通システムの駅まで押し、ここで輪行準備をして、住吉駅で早めの夕食をとってから、新幹線で帰宅した。
 充実した大阪行でありました。自転車の旅には、やはりサプライズ*3が欠かせ無いなと思った。まあ、穏当な線でお願いしたいものだが。


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