Strange Days

再び諏訪へ

2013年09月21日(土曜日) 23時18分 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れ

 朝早くに起床。行きははまかいじを取れなかったので、新宿駅からあずさに乗ることになった。立場まで、輪行状態のMR-4を担いでゆき、湘南新宿ラインで新宿、あずさで茅野と乗り継いだ。
 茅野駅に立つのは10年ぶり以上だろうか。しかし、駅横のレンタカー屋周辺は、なんとなく見覚えがある。ここは10年前の集合場所でもあった。
 茅野着は11:00前だったが、輪行解除していたらいい時間になったので、駅近くの蕎麦屋を襲った。新蕎麦ということで、蕎麦の香りもよくまあまあ美味しいのだが、会津で食べた手打ちには敵わない感じだ。
 まずは、上社を回ろう。荷物がちと重いが、いったん駅の南方に抜け、そこから前宮に向かった。
 暑い最中と異なり、涼しい風もある前宮は、じっくり見て回れそうだ。
 社務所の近くには夫婦杉があり、まるで若宮の関門だ。神社の境内には、基本的に人出が入らないので、巨樹巨木が多いのが楽しいところ。
 前宮の拝殿まで来ると、清水が目にも涼しい
 前宮は、4本の御柱全ての間近に迫れる、諏訪大社唯一の社なので、前回同様に回ってみる。これは向かって左奥にある、三の御柱
 次に、神長官守矢史料館に。が、なぜか団体さんが関内に充満していたので、今回はパスした。
 敷地内だかなんだかわからない位置にある、御社宮司神社に向かった。小さいが、古代から綿々と伝わる祟りパワーの強力な神だ。もちろん、御柱装備。摂社もちゃんと御柱を備えている辺りが諏訪だなあ。
 この敷地を山の方に向かうと、史料館を設計した藤森照信氏の手になる、奇矯で楽しい空中建築が2件、その藤森氏の地所である畑の上に立っている。のだが、空飛ぶ泥船の方が無い。まさか、台風に破壊されたか。後で調べると、名古屋方面に出張していただけであった。それは幸い。
 高過庵の方は無事に立っている。以前は遠望しただけだったが、今回は真下まで行ってみた。ちゃんと出入口もあり、実用に供することが出来そうだ。公開されることもあるのかな。
 次に向かったのは、北斗神社。ああ、今回も登ったとも。前回は見落としていたが、ここにもちゃんと御柱が立っている
 道なりに進み、本宮に到着する。自転車は、南側、山に向かって左手の駐車場に入れた。
 本宮も見どころは多いが、ハイライトは二の御柱と巨樹の共演ではなかろうか。
 本宮を後にし、宿に向かう。諏訪の湖岸に着く。台風で流れ込んだのだろう、多量の浮遊物が小川の河口に溜まっていた。諏訪湖は周囲に商業地住宅地工業地を抱えているし、流出河川が1本だけなので、水質は良くないそうだ。
 宿は、大きなホテルが立ち並ぶ辺りを更に北に抜けた湖岸にある、ほったらかし系の民宿だ。食事一切なしだが、共用スペースにお茶のサーバーと電子レンジがある。また、すぐ隣は蕎麦屋、少し歩くと繁華街なので、困ることはない。
 荷物を置いて、夕陽を撮りに湖岸に向かった。のだが、思ったより落日は早く、日は山の端に沈んでいた。ありゃあ、夕陽撮りそこねた。
 夕食を求めて、ホテル街の繁華街の方に歩いた。昼が蕎麦だったので、夕は蕎麦を避けたい。ので、数軒ある蕎麦屋を避け、明るいうちに見かけたとんかつ屋を覗いてみたら、どうも撤退していたようだ。看板を下げる余裕もなかったのか。ホテル街まで歩いたが、ラーメン屋くらいでピンと来る店はない。コンビニで弁当を買ってお茶を濁す。
 泊まった部屋はこんな感じ。真ん前が湖岸道路なのだが、案外に騒音はなかった。不満はない宿だ。


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