Strange Days

秋の南会津サイクルトレイン初日

2014年09月06日(土曜日) 21時50分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 天気:日中は良し

 この行事も、遂に19回目だ。次回で20回。よく続く。
 今回は、ほどほど走りそうなCコースに参加した。


 朝、いつものように地下鉄の始発で上大岡に出て、そこから浅草に向かった。今回、前日雨だったこともあり、泥除け付きで迅速に輪行できる、BD-1を選択。小荷物用にモンベルフロントバッグをリアに付け、その他に荷物は山用軽量ザックに詰めた。
 浅草駅で降りた途端、なぜかクリキン氏に遭遇。あれ、なんで? ともかく、地上に出て、コンビニで買い物してから隅田公園に。隅田公園には彼岸花が艶めかしく咲き誇っている。
 今日はD7100に16-86を着けてきた。わざわざ重いカメラを持ってきたので、写真欲は旺盛だ。うろついていたら、アサヒビールのあのビルに、スカイツリーが写り込んでいる。そのスカイツリーは、頭を雲中に隠して、この有り様。
 大分人が集まってきてホームに移動する。
 今回、Cコースはぷーさんこと須山氏が引率してくれる。車中、同じボックスの方々は初参加だと聞いた。
 下車駅は、会津高原尾瀬口。しかし、ここからいきなりトラックで運搬される。人はバスだ。しかし、自転車がトラックに載り切らないので、我がBD-1は、サイスポ元編集長宮内氏のポケロケに関しては、折りたたんでバスに持ち込む。
 この宮内氏のポケロケは、ミズタニが一時的に扱う以前の古い方で、Sachs時代のものと思しき、Dual Driveが採用されている。熟成の進んだ我がポケロケに比べ、細部の作りがずいぶん違うのに驚いた。
 道の駅番屋から、今日のサイクリングがスタートする。番屋から舘岩、湯の花温泉に出て、唐沢峠を抜け、一度木賊温泉に。ここから下り直して前沢に回りこむ、一山越えコースだ。BD-1にモンベルフロントバッグを*1シートピラー後部のリクセンアタッチメントに付け、カメラは背負って、走りだした。
 今回のテーマは、巨木巡りだそうだ。最初に寄ったのは、八総の夫婦椹。椹なんて漢字、たぶん生まれてはじめて使った。この巨木は、二荒山神社の真横に生えているもので、以前にも立ち寄ったことがある。そこまでの道行が、既に美しい。向日葵、蕎麦、そして秋桜と、出来すぎな揃い踏みだ。
 夫婦椹は、近づいて見上げると迫力がある。しかし、この神社界隈は、樹叢が生い茂り、こんもりしているので、椹が単独で見えないので、離れるとなんだかあれが椹かもしれないぞ、という感じ。
 会津では、蕎麦の花が真っ盛りだ。道行く先で、白と緑の絨毯がついて回ったものだ。
 湯の花温泉に抜け、ここから唐沢峠を超える。ここも、1,2回来たことがあるなあ。とはいえ、今日は地図を全く見てないので、いつ頂上だろうと思いつつ、のんびり登った。
 頂上では、今日似たようなコースを走る、Dコース組と遭遇。
 峠を、木賊温泉方面に下る。ここで、前々回も立ち寄った土産物屋さんで、きのこ汁を頂いた。きのこの出汁が出て、美味しい。この辺、道端に地蔵の類が多く、観音堂もあちこちにある。
 次に立ち寄ったのが、川沿いに下った通称不動様の湧き水。生活用水として使われていて、とても冷たくて美味しい。
 ちょうど湧き水の対面に居を構えるご老人が、山の獲物を色々見せてくれた。熊の爪とか手先とか。漢方の材料として集めている模様だった。豊かな山なんだな。傍にある、名も知らぬ瀬が、光を集めて美しい。
 遠野でもそうだったが、民家の近辺にはが養生されており、眼を憩わせてくれる。
 最終的には、前沢集落の近くで、再度トラックとバスにピックアップされる。自転車は、このまま明朝まで保管してもらい、人*2のみ、トラックでホテルに向かう。自転車を積みこむ間に、花の間を飛び回っていたでっかい花虻を追い回す。
 宿はホテルで、外湯の温泉が気持ちよかった。人は多かったけどな。
 夜、食後に懐中電灯片手に、みんなで外出。近所、1kmほどのところで、そば畑のライトアップをやっているのだ。都会ではなかなか得られない、真っ暗な空間にほの浮かぶ、一面の白い蕎麦の花は、何故か夏の終わりをしみじみと実感させて、胸に来た。

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