Strange Days

2014秋の隠岐山陰ツーリング 8日目城崎温泉から舞鶴まで走る

2014年11月14日(金曜日) 23時27分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 天気:晴れやら雲やら雨やら

 今日は完全自走予定だ。悪天候もあり、なかなか歯ごたえある道行きとなった。


 今回の旅で最も自走距離が長くなるのが、今日の城崎温泉~舞鶴間だった。この間の交通のつながりが悪く、山陽方面に2時間弱で抜けられるのに、2時間から3時間を掛けねばならない。間が第3セクターの北近畿タンゴ鉄道でつながっているのだが、本数の少なさと線形の悪さから時間を要し、下手をすると大阪方面に抜けた方が早い位なのだ。その結果、前日に天橋立付近で宿泊するというプランは取れなかった。
 宿を出て、コンビニで物資を仕入れてから、久美浜方面に向かう。途中には飯谷、三原という二つの峠が待っている。高さはせいぜい120m程度だ。しかし、この日は朝から、いまいちな天気だ。
 飯谷峠、三原峠ともに、鄙びた地方道の小峠というところ。荷物を背負って、へこへこと登っていった。
 やがて抜けた久美浜。日切不動尊の紅葉が美しい。ここも景勝地なのだろうが、先を急ぐ。
 丹後半島を海沿いに走ると長くなるので、山中のR312を走って峰山を目指す。案外に良い道だ。しかし、長い比治山トンネルがあるのには要注意だ。
 やがて、道は幹線らしくなり、北近畿タンゴ鉄道と再会する。R312に沿って南下し、途中で見かけたマクドで昼食兼一人作戦会議を開く。生憎なことに、この辺は雨が降りしきっている
 ポテトをかじりつつ、地図を見て経路を確認する。結局、R312を走ってゆくと、目的地の天橋立に抜けると分かり、そのまま走った。雨具を着ると雨は上がり、脱ぐとぱらつき始めるどうしようもない状況。結局、着たままで走ることに。
 数kmの山道を抜け、下って見えた海が、天橋立がある阿蘇海/宮津湾だった。天橋立に入る。自転車でそのまま乗り入れ出来るのだ。まあ要は、細長い洲を護岸工事した場所なので、ひたすら松のある細い海の道という雰囲気だ。雨が時折強くなる。遭難感覚を楽しめるぞ。
 ここにあった、WW2前に海軍が設置した、教宣用の大砲。明治期の15サンチ砲で、雨ざらしなのだが案外に原型を留めているな。
 天橋立を後にしたあたりで、かなりの疲労を溜め込んでいた。ここで輪行しようか。そう考えた。が、とにかくひと駅先まで行こうと思い直し、日本海を横目に走り続けた。そうして、また次の駅までと頑張り続けているうちに、道は由良川を遡り始める。由良、あの軽巡由良ちゃんか! 妙に元気が出て、最後の力を振り絞って、西舞鶴を目指す。山中の交通量の多い道を走り、ついに西舞鶴へ。ここまで来たら、東舞鶴まで自走でしょ。ということで、完全自走だ。
 西舞鶴で、日没を見る。だんだん暗くなる白鳥峠を超え、暮れ切る前に東舞鶴駅前の宿に到着した。疲れた。距離は91kmだが、センチュリーライド並みに疲労した、8日目だった。明日はもう、こんなに走らない。

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