Strange Days

恒例年末旅行2014 四日目 飛鳥散策

2014年12月23日(火曜日) 22時33分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:くもり

 最後は、明日香村をうろついてから、帰る。


 今日は夕方の新幹線で横浜に帰る。それまでは、明日香村を徘徊するつもりだ。
 宿を後にし、近鉄橿原神宮前駅までBD-1を走らせた。帰りは、ここから始発の京都行に乗り、新幹線に乗り継ぐつもりだ。今回、荷物はバックパックと、リクセンカウルアダプタに付けられる、モンベルのフロントバッグ*1にまとめていた。走るのに不要な荷物は、バックパックにまとめ、ロッカーに置いてゆく。
 起点の飛鳥駅まで走り、まず向かったのが猿石。これは吉備姫皇女王墓に置かれた、4体の石像に付けられた渾名だ。あれ、お猿さん型の石じゃないの? さすがに、宮内庁管理下の墳墓内を撮影するのは憚られた。
 のどかな田園地帯を進むと、鬼の雪隠が忽然と現れる。これは、斜面を登った場所に放置された鬼の俎と共に、かつては石棺の一部を成していたものだ。石棺を再利用しようとしたのか、この位置に投げ出されている。
 こういった飛鳥名物の間を、サイクリングロードがつないでいる。暫し走ると、亀石。これは近隣にあった大刹の境界を示すものだったのではないかとのこと。
 地図で、この辺に定林寺跡という文字を見つけたので、しばし探す。のどかな風景だな。ここで見かけた小鳥。調べてみたが、分からん。肝心の定林寺跡は見つかったが、ああ寺の跡ですねという遺構っぷり。
 お昼にしよう。川原寺に向かう。橘寺の向かいだ。ここで、温かいものを食べたかったので、鍋焼きうどん、って前にも寄ったな。
 いろんな観光資源が密集しているのが、明日香村のいいところ。車道をしばし走ると、石舞台に着く。
 北に転じ、小高い山にちょっと登ると、これも有名な酒船石がある。三つ目がとおるだ! なんかテンション上がる。
 後は、飛鳥大仏をみてゆこう。最近の記事で、修復箇所は多いが、実は制作当初のままの箇所が数多く残されていると分かったらしい。1400年ほどもここにあり、飛鳥の全てを見てきた仏なのだ。
 最後は橿原神宮まで走る。途中で見かけた水落遺跡。ここに、日本初の水時計が置かれていたとか。
 橿原神宮前駅まで走り、荷物を回収し、輪行準備をしてから、京都まで近鉄、そこからは新幹線と地下鉄を乗り継いで、帰宅した。今年の年末旅行も充実したものとなった。

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