Strange Days

初詣は厳島に

2015年01月01日(木曜日) 20時50分 , デジタルカメラ , 山歩き 天気:晴れ時々粉雪

 年が明けてしまった。こんなに寒い新年になろうとはね。
 今日は、厳島に初詣に出かけようと思う。朝早くに家を出て、広島経由で宮島口に向かう。宮島口から、宮島へのフェリーに乗り換える。初詣客は、やはり多いな。
 船上から見る厳島神社は、今までに見たことがないくらいに白く、寒々しい。今日はカメラはTG-1。
 厳島神社の参詣へと向かう。ちょっと脇道を行き、1本内陸の道をゆく。豊國神社五重塔も、赤が雪に映えていい塩梅だ。
 海岸線に出ても、いつもならやる気なさげに、しかし絶好の被写体として彷徨いている鹿どもが、全く見当たらない。聞くとも無しに、人力車の兄ちゃんの話を耳にいれてみると、何でも奴らの寝床は山にあって、こういう寒い日はそっちに居るのだとか。
 大鳥居に雪がかかっているのは、初めて見たんじゃないかな。
 厳島神社に入り、初詣。ここから見える豊國神社は、いつでも格好の被写体だ。今日は一味違っている。
 いつもならば絶好の記念撮影ポイントである、大鳥居からの船着場だが、今日は雪で滑るために誰も入れていない。おかげで、荒らされていない雪の風景を撮ることができた。
 太鼓橋も、こんな有り様。普通ですら登れない橋だが、こうなると特殊工具無しに渡橋は無理だ。
 厳島神社を抜け、清盛神社に立ち寄る。ここはもうちょっと、雪があっても良かったな。
 厳島神社宝物館裏手の高台に登り、豊國神社方面を望む。屋根がことごとく白いので、印象は新鮮だ。
 ここには宝塔が立っているのだが、これも屋根の暗色が雪の白色に変わり、別物だ。
 時間はまだ午前。今のうちならば、上へのロープウェイも混んでないのではないか。そう思ったので、早足で紅葉谷公園に向かう。思ったとおりだった、ロープウェイには待たずに乗れた。来年以降は、可能な限り早くここに来ることにしよう。
 ロープウェイから見える山も、結構白い。対岸の宮島口方面は真っ白だ。
 終点獅子岩まで登り、2階の展望台兼食堂でまずは腹ごしらえ。肉うどんを食べる。ここからの眺めは絶景だ。
 さて、山頂にゆくぞ。しかし、いきなり苦難の道行だった。雪が積もって、一部凍りついており、おかげでとてもスリッピーな路面になっていたのだ。これもんだよ。上りより下りが怖い。
 今日は、山登りに備えて別送してあった、トレイルラン用の靴を履いていた。その御蔭で、なんとかコケ死ぬことなく、登って行けた。
 途中、霊火堂で消えずの火で沸かした白湯をいただく。誠に神妙至極である、などと適当な事を書いているぞ。
 山頂まで登り切った。山頂手前の石段が、先下がりでしかも凍りついており、実に恐怖を誘う仕様だった。が、無事に展望台に登る。
 展望台から見る山頂は、これ雪山じゃね? という有り様だ。時折強い風が雪を巻き上げ、プチ地吹雪となるのがたまらん。
 呉方面を見ても、島々が結構白い。明後日のしまなみ行までに解けるかのう。
 ロープウェイを下り、紅葉谷駅に着くと、そろそろ待ち行列が長くなっている頃だった。早く往復してよかった。
 再び大聖院方面に向かう。マイナーな脇道を行き、ふと更に逸れてみると、こんな素敵な苔道が見つかった。こういう場所があちこちに隠れているのが、厳島の侮れないところだ。
 時間があるので、宮島水族館に入った。ここで楽しいのはカキ筏のプールだが、実に素敵なのがこの太刀魚の水槽。薄暗いプールに、たくさんの太刀魚たちが、怪しく煌めいている。
 温かい海の魚を集めた水槽は、もっと賑やかだ。
 昼食が軽かったので、清盛神社対岸の店に入り、牡蠣には目もくれずにかつ丼とビールを頼む。牡蠣には、過去何度か当たったことがあるのでな。
 来た道を戻り、帰宅。


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