Strange Days

旅先の洗濯乾燥をなんとかする

2015年04月06日(月曜日) 22時20分 暮らし , 天気:晴れ

 旅に出ることは多いが、毎度困るのが洗濯物。宿にコインランドリーがあれば、話は早いのだが、無いと面倒だ。次の宿まで持ち越すか、宿で*1なんとかするか。
 前者の場合、荷物はかさばるが、2泊分くらいならなんとかなる。しかし、それを超えると、宿でなんとかするしか無い。その場合、部屋の洗面台や風呂場で洗うことになる。
 洗う方は、実はあまり問題はない。洗面台ではちょっと大変ではあるが、1日分くらいなら洗うのに支障はない。問題は、乾燥だ。
 自然乾燥には、時間が足りない。室外に干場が確保できる場合、あるいは部屋の風通しが良い場合は、明朝までに乾くかもしれない。しかし、気密性の高いホテルの場合、空調からの風が当たる位置に洗濯物を置けないと、時間的に苦しくなる。生乾きでバッグに詰め込むハメになることも、しばしばだ。
 これをなんとかするために、携行式の衣類乾燥機を試作してみた。折りたたみ式のハンガーを、20リットルの透明ビニール袋を被せる。ビニール袋は開口部が下になるよう、閉じた側の中央にハンガーフックが出る分だけ穴を開けておく。更に、流路を考慮して、同じく閉じた側の両端をカットし、空気穴を確保しておいた。
 この状態で、ドライヤーをノズルが上を向くように、ビニール紐で吊るせば完成。ドライヤーからビニール袋に温風を吹き込んで、ハンガーに吊るした洗濯物の温度を上げ、乾燥させる狙いだ。
 これに合わせ、Scrabという携行洗濯袋も買った。いつでも洗面台を使えるとは限らない。旅館などは共用なので、専有するのが難しいし。
 タオル一枚で試してみよう。Scrabで洗ってみる。正直、タオル一枚では、ああまり恩恵を感じない。水が漏れないのはいいが。洗濯物が、ある程度多い場合に、恩恵を感じるかもしれない。袋の内側にあるグリップのおかげで、洗濯物のハンドリングそのものは簡単。
 これをハンガーに掛け、携行乾燥機で乾かす。ドライヤーの位置は試行錯誤したが、ビニール袋の縁、ギリギリ辺りが適性だ。
 使ったドライヤーは、もう20年以上も前に会社で貰った、折りたためる、側面吸気の小型ヘアドライヤーを使う。出力500Wの、今どき手に入らないくらい小出力のものだが、かえって好都合と思った。
 タオルをハンガーに掛け、上記一式をセットして、ドライヤーのスイッチを入れた。小型でファンの回転数が高いため、騒音は相当なものだ。小型軽量で、静音設計のドライヤーがあればいいのだが、今どきのものは高出力で、畳んでも小さくならないものばかりだ。
 状態を確認しつつ、1時間弱で乾かしていった。危惧したビニールや紐の熱による破損は、案外に熱が上がらなかったので大丈夫だった。ただ、1時間に渡る連続運転など考慮されてない小型ドライヤーは、ベアリング類が熱膨張してどこかこすれるのか、イオンを立てる状況で、いささか不安。
 しかし、基本的には使えそうだ。GW旅行は長いので、これを使う機会もあるだろう。


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