Strange Days

正月のしまなみをレンタサイクルで走る

2016年01月03日(日曜日) 21時41分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れ

 恒例の早春しまなみを走るずら。
 今年は自転車を持って帰ってない。ならば、レンタサイクルで走ればいいではないか。実はこれ、初体験だ。
 朝早く、実家を後にし、呉線で尾道に。自転車がないと、実に身軽だな。1日で走り切る場合は、これが最適なのではなかろうか。
 尾道に着き、レンタサイクルを借り出す。色々あったが、スタイルからNAGIという20インチ車を。外装ギアと内装ギアを選べたので、調整の簡単な内装ギアを選んだ。しかし、この選択は、後々後悔することになる。
 尾道駅前渡船を桟橋で待つ。今日の相棒の姿。なかなか軽快そうだが、内装ギアの走行抵抗がかなりあって、ちょっと気になっていた。
 フェリーで渡る。水面が輝く
 向島に上陸し、南方ルートを走った。十分に軽いギアがあるので、淡々と走って行ける。が、結構な走行抵抗があって、空走距離が伸びない。元気なうちは良いけど、後で段々と効いてきそうだ。
 因島大橋に到着したのは、まだ10:30と、結構なハイペースだ。というのも、この自転車を17:00までに返却しなければならないからだ。
 生口島に上陸し、昼食はどうしようかなと迷いつつ、岡哲のコロッケをぱくつく。めっちゃうめーという程ではないにしても、この辺でこんなものがあって欲しいという願いにぴったりな軽食。
 多々羅しまなみ大橋を越え、道の駅でオム焼きそばを。今日は、がっつりとジャンクフードだな。
 自転車道でヘコヘコを、大山祗神社へと抜ける。参拝客の並んでいるのには驚いた。こんなに並んでいるのを見たのは、初めてだ。
 恙無き武運を祈り、大三島橋を越える。このペースで、17:00今治駅は大丈夫なんだろうか。サンライズ糸山で乗り捨てて、歩いて最寄り駅などの検討もするが、どう考えても今治まで走った方が良い。
 伯方島をサクッと抜け、大島大橋を渡る。最後の山場の、大島を渡り始めた。まだ日は高いが、足は結構ピンチだ。嗚呼、外装ギアを選べばよかった。まだマシだったろうに。
 なんとか一つ目の坂を越え、バラ公園辺りから外周ルートを走る。日はだいぶ傾いてきた。来島海峡大橋にヘコヘコ登り、必死に走る。対岸に降りた頃には、もう日が沈んでいた。間に合うのか、俺。
 もはや\300/kg程度の冷凍鶏もも肉(不味い)に等しい両足を叱咤し、今治駅へと走る。市街地に入った頃には、なんとか間に合いそうだった。心配なのは、返納場所に一発でたどり着けるかだった。駅近くまで走り、少しうろつくと、首尾よく返却場所を発見し、借用書類とともに返却。間に合った。
 どっと疲れた。さて、JR特急で松山に向かうか。しかし、松山に向かうバスがあると、その返却場所にあった。特急だと、松山城近くのホテルまで、バスか路面電車で向かわねばならないが、直行バスはそのホテルの近くを通る。こっちが良いな。
 駅前からバスに乗り込む。海岸沿いではなくて、水ヶ峠を越えるルートだった。こっちの方が短いので、理に適っている。
 真っ暗な山道を走りぬけ、バスは賑やかな松山市内に入った。大街道で降り、ホテルに歩いて向かい、チェックインした。両足は、もうパンパンだ。レンタサイクルは便利だが、車種は選んだほうが良い。


Add Comments


____