Strange Days

2016年春 九州南方ツーリング初日

2016年04月29日(金曜日) 22時59分 , 天気:快晴(鹿児島は)

 今日は移動日。基本的には、体一つで現地に飛ぶだけだ。しかし、鹿児島市街は歩き回りたいな。


 朝、暗いうちに起床。おや、まだ雨降ってる。しかし、今日は移動日で、荷物背負って鹿児島に飛ぶだけだ。
 地下鉄、京急と乗り継ぎ、羽田に。乗る便はソラシドエアで、ターミナルはANAと同じ第2だ。チェックゲートは、やはりかなりの混雑。自転車持たなくて良かった。
 難なくゲートを潜り、しかし行動開始が早かったせいで、お腹が空いている。ウィング先っちょの方にある、場末のANAフェスタはがら空きだったので、冷たい蕎麦を食べた。
 飛行機は羽田+GWの結果、30分も遅れて飛ぶ羽目になった。空から見ると、富士山がよく見える。
 鹿児島に降り立ち、鹿児島中央行のバスに乗り継ぐ。飛行機が遅れた割に、予定していたバスに乗れた。
 鹿児島中央駅近くのバスターミナルに降り立つ。な、なんと、駅ではビールフェスタをやっている。これは罠だ! 見てはいけない物を見た気分で、慌てて離れた。と言いつつも、エスカレータで近くを通過しつつ、屋台を観察していたのだが。
 まずは、駅裏*1の宿に荷物を預け、身軽になった。飯はどうしようと思いつつ、来た道を戻っていたら、とんかつ屋が目に入った。鹿児島=黒豚である。『この黒豚野郎が!』と責められる自分を夢に見つつ*2黒豚とんかつに舌鼓を打った。こっちは豚味噌系の調味料が発達しているのだな。
 さて、さっきのビアフェス会場を通りがかると、しまった、開場しているではないか?*3 これは運命だ、仕方ない、と、運命の神に言い訳するために、1杯だけ黒ビールを飲み干した。陽気が暑いくらいなので、快感だ。
 さて、散歩しよう。港の方に歩いてゆく。鴻池港じゃなくて、桜島フェリーが出る方面だ。
 天文館通方面に歩いてゆく。鹿児島の人は、とにかく物を大きく作りたいようだな。照国神社の鳥居がでかい。
 鹿児島市博物館の旧館だったっけか、は、老朽化が進んで入れなくなっていた。
 博物館には入る。ここは手狭で、主に自然風物に的を絞った展示になっていた。しかし、ちょっと離れた宝山会館というところに分室みたいな場所があり、プラネタリウムもあるのだそうだ。行ってみよう。
 宝山会館に向かう道で見かけた、でっかい寺院。薩摩は廃仏毀釈を徹底してやっちゃった土地だが、再進出した仏教勢力も負けちゃいない。でかい箱建てたな。
 宝山会館の上層階に、分室がある。これは、恐竜の全身骨格だ。意外に見ものが多い。
 プラネタリウムに入ってみた。五藤光学の機械が入っていて、この時期に見える天体の解説を、のんびり聞いた。
 ここは外せない、西郷どんの銅像。最近発掘された、当時の写真では、なんか別人じゃないかという真実の顔が暴かれたのだが、今更銅像を作り直すわけにもいかないだろうなあ。
 西南戦争当時の官軍本営跡の碑。マニアックな史跡だ。
 かごしま水族館を通りかかると、前の水路でイルカショーを開催中だった。客寄せの意味らしい。
 港で、桜島と連絡する立派な連絡船を眺める。今日の桜島は静かなもんだ。港に、退役した海洋探査船が設置してあった。
 ホテルにチェックインして、ふと桜島の方を見ると、噴煙がもくもくと上がってゆくところだった。最終日は桜島を回るつもりだが、おとなしくしていてくれよ。

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