Strange Days

北海道東部ツーリング2日目

2016年08月07日(日曜日) 22時06分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れ

 今日は湧別から網走までだ。いよいよ北海道らしい風景の中を、楽しみながら走った。


 今日もいい天気だ。それほど暑くはない。風が涼やかなのだ。温い、あるいは熱い風が吹く南方とは、ここが違う。今日も頑張るぞい。
 湧別のセイコーマートに寄り、補給品を仕入れておく。大体の町にはセイコーマートがあって、大いに助かるのだが、そもそも集落すら無い区画が長い。まあ、車も通るのだし、野垂れ死にはすまい。
 走り始めると、そんな懸念は何処かに消える。この風景だぞ。細かいことを心配するのがアホらしくなる。天気が良いので、逃げ水も見える。だが風は、だいたい追い風だ。沿道にはなんにもない。このなんにも無さが嬉しいものだ。
 サロマ湖畔を走り出すと、セイコーマートとは毛色の違うコンビニが現れた。実はセイコーマートの系列に買われたスパーの後身らしい。中身は限りなくセイコーマート。
 湖畔に出られる公園があり、トイレ休憩のついでに立ち寄った。結構な遊歩道が整備されているのだが、何やら希少な苔やら何やらが見つかったとかで、閉鎖されていた
 湖畔にひときわ拓けた場所が見えてきた。ファミリー愛ランドYouという遊園地。お日様が元気すぎるので、ここで冷たいものを飲みつつ、一休みだ。
 ここで、昨日の宿でご一緒していたおじさんと再会する。この人は稚内から、風を背負って走ってきたという。今日、この人とは、しばしば再会したものだ。
 サロマ湖畔には、かつて湧別と網走とを結ぶ湧網線があった。今は廃線だが、その廃線の跡が残されている。途中見かけた汽車の展示。この客車は、なんと有料で宿泊可能だ。
 それにしても、北海道は平原もだが、河口の眺めも素晴らしい。なんでだろうと考えてみると、建物が全く無いからだろうな。
 そろそろ食事にしたいというところで、南西端辺りに店を発見したので、蕎麦を注文する。やはり荷物が重いのか、快走の割に疲労もしているようだ。あまり重いものが喉を通らない。そういう時は、天ぷらそばが最適。
 サロマ湖の南東岸の展望所。位置的に朝陽も夕陽も難しそうだ。
 ちょうど東端辺りから、湖とオホーツク海を隔てる細長い砂州に入ると、ワッカ原生花園という自然公園的な場所があるのだが、大きく寄り道になるのでいかない。看板だけ、確かめておいた。
 今日は東端の常呂遺跡の森辺りから、網走へと向かう自転車道に乗るつもりだった。サロマ湖の東端辺りまで走り、きょろきょろ探すと、それらしい道が車道と並走している。途中、駅の成れの果てや、駅舎を流用した施設などがあり、ここが旧国鉄時代の湧網線跡を流用したものだと知れる。 常呂遺跡があるらしい森も通るが、草木が繁茂していてよく見えそうにないな。
 気温が上がってきたので、ここらでガラナを入れるよ。インカの力が全身にみなぎる! というほどじゃないが、リフレッシュは出来た。
 このサイクリングロード、常呂町の辺りはあんまりピンとこない道で、途切れて再突入路を見つけるのに苦労したりした。しかし、この先は独立した、立派な道が続き、一気に捗った。
 途中、所々に、自然に朽ちつつあるプラットフォームの成れの果てが残されている。
 途中、能取湖辺りだったか、湖畔で大型の鳥を見かけたので、カメラを向けた。おお、丹頂鶴だ。自然環境で見たのは初めて。
 保存車両を再び見かけたので、また小休止する。北海道の何が素晴らしいって、こんな熱い日なのに、その辺の蛇口をひねると、素晴らしく冷たい水がいくらでも出てくるということ。都市の温んだ水道水とはぜんぜん違うわ。
 やがて、サイクリングロードは小綺麗な公園で終わる。そこから今夜の宿の網走市のホテルにチェックインした。まだ日は高かったが、明日の方が厳しいので、早めに入る。
 買い物がてら、網走駅にも出てみた。ターミナルらしく、結構大きい。
 駅には、日が落ちた後にも寄って、PokemonGOとIngressで稼いだ。ちょうど輪行で到着したらしい若者たちが、自転車を展開し、テント道具をいっぱいに積み込んでいるところだった。キャンプツーリングも良さそうだなあ。

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