Strange Days

諏訪麦草2016 3日目

2016年10月09日(日曜日) 22時28分 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:雨のち晴れ

 今日はちゃんと、上下の大社を回ろう。


 朝のうちは雨が残っていた。結構、しっかりとした降り方だ。やきもきしていたが、やがてすっきり上がってくれたので、やっと出かけられる。
 今日は、当然ながら諏訪大社の四社を全て回るつもりだ。まず下社前宮。規模的には最小と思われるが、山を抱えたような細長い構えが好ましい。ここは御柱全てを直接回れる、唯一の社だ。つい先日、御柱祭で取り替えられたばかりの御柱は、真新しくてピカピカしている。
 神長官守矢史料館にも立ち寄ったが、館員がなにやら集団を引率中だったので、ミシャグジさまにお参りした。裏手にある奇矯な建造物群は、壊れたと思っていた「空飛ぶ茶」釜も復活していた。貸し出していたらしい。
 上社本宮に向かう。ちょうど挙式の最中で、多くのカメラが、この見ず知らずのカップルに向けられていた。オレモナー。
 この本宮の一の御柱が、全ての御柱中最大のものだそうな。
 前宮、本宮の間にある北斗神社に取って返し、二百段の石段を登って参拝する。今年も無事登坂。麦草と並ぶ、諏訪麦草のハイライトだ*1。この上からの眺めは、実に良い。脇にある、名も知れない祠にまで御柱が立てられる徹底ぶりは、実に好ましい。
 ここらで昼食にしたい。茅野IC辺りをうろつくと、とんかつ屋があったので入店。今日はよく動くので、油脂分補給だ。
 秋宮に向かう。秋、春の下社ニ宮はよく似た構成だ。神楽殿の裏にある幣拝殿を見上げると、上社にはない威圧感を感じる。前宮より構えが大きく、本宮のように本殿を遥拝する形式ではないからだろうか。この下社の御柱は、上社のように伐りたてではなく、乾燥が進んでいるので、かなり軽くなっているようだ。
 時間があるので、秋宮の宝物殿に立ち寄ると、先日除籍された自衛艦しらねの艦内神社が返納されていた。しらねは、去年に舞鶴で艦内見学できず、夏に因島のJMUで標的艦化の改装を目撃しており、縁を感じる。現役時に見にゆきたかったな。
 春宮も。両宮とも、一、二の御柱が幣拝殿左右に聳え立ち、目立っているが、三、四のそれは境内の奥まった場所にあり、近づくこともできない。
 さらに、万治の石仏にも。ここの願掛け作法にしたがって、3回時計回りに練り歩き、「万事、治まりますように」と祈願したが、なんかなにかが収まりそうな気はしなかった。それにしても、日本有数の奇仏ではなかろうか。
 春宮前の駐車場の方にてくてく歩いて戻っていたら、「おんばしら館よいさ」という真新しい施設が。入館有料。入ってみると、御柱シミュレータがあって、木落し体験が出来るという。やらなかったが。
 春宮前の下馬橋を見ながら、湖岸まで出る。今日は雨の心配がなくて、幸いだった。湖岸を反時計回りに回って、宿に戻っていった。これは釜口水門の公園にある、かつて使われていたガソリンエンジンの軽便鉄道牽引車
 諏訪ガラスの里の辺りから、そのまま細い道を走って戻った。幹線より車のプレッシャーが少なく、いい感じだった。

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