Strange Days

富岡製糸場に行ってきた

2016年12月11日(日曜日) 22時07分 , 自転車 ( 自転車散歩 ) 天気:いい天気

今日は富岡製糸場に行ってくるよ。
 Razer Blade Stealthの4K画面で快適に地図を見ながら、今日の経路を検討する。上信電鉄の輪行もやってみたいが、距離が短すぎる。バカ正直に幹線道路を走ってゆくのもなんなので、昨日の信越本線とに挟まれた浅そうな山地を抜けることにした。
 高崎駅辺りから、その山地の方を見ると、なんか居る。高崎白衣観音たらいうらしいぞ。
 山地に分け入る。都市近郊の浅い山なので、あちこちに人跡がある。なにやら、千人隠れという洞窟があって、昔から落ち武者やら火山噴火からの避難民やらに重宝がられていたとか。細いが舗装のしっかりした山道を登ってゆくと、これも低い山が連なって、そこに人家がポツポツと見える。いいねえ、こういう道は好きだ。
 富岡製糸場には、さらに山道を下り、市中を突っ切ってから到着した。駐輪場は、意外に正面入口脇に設けられていた。
 ここは古い工場跡だが、同時に女工のための学校、寮も整備されていた。入ってすぐの倉庫だったか、さすがに使われていない今はガランとしている。そのお陰で、この時代の近代建築の構造をつぶさに見て取れるのだ。
 敷地内には、女工たちの指導に当たったお雇い外国人や、経営層のための社宅もある。
 一番奥にある大きな建物は、繭の倉庫だったらしい。
 敷地内をブラブラしていると、ガラス張りの建物の中に、蒸気機関が再現されているのに出くわした。動力はフェイクっぽかったが、動作は本物だ。こういうの好きだよね、男の子。
 さっきの繭の倉庫、今現在、絶賛修復中だが、200円位で修復現場に立ち入ることができた。大きな屋根をジャッキアップして補強している状況などが見学できた。こういうバックヤードに立ち入れるのは、楽しい。
 別の建屋に、比較的最近まで稼働していた、製糸設備も残されている
 裏の方に回ると、かつての工員寮が残されている。
 昼を回ったので、高崎の方に戻り始めた。食事処無いかなと思いつつ、幹線を走っていたが、蕎麦屋に入ってつけ蕎麦にした。肉がほしいよね。
 IKD近くを通りがかったが、乗りたい列車の時間が迫っていたので、不義理してしまった。次の機会に。列車には間に合い、無事に帰宅した。近郊だったが、わざわざ泊りがけで出かけるだけの価値はあった。


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