Strange Days

今夜の観望

2000年03月08日(水曜日) 23時03分 星見

 早く帰れたので、8時前には望遠鏡を空に向けていた。まもなく観測シーズンが終わる木星と土星を観望する。この日は大気中に水分が多いせいか、、透明度、シンチレーションともに悪く、木星も土星もボケボケに霞むだけだった。高度が低かったのも災いしていただろう。オリオン大星雲、M41はそれよりははるかにマシだった。しかし春の霞が頻繁に雲を作るので、観測には不利な季節がやってきた。
 飯を食って風呂を沸かし、少し横になっていたら、うっかり2:00まで爆睡する羽目になった。ノロノロ起き出して、風呂に入り、インターネットで遭難し、寝る前、4時ごろにふと空のことを思い出した。
 ベランダに出ると、さっきまでの曇りがちの空はどうしたことか、ほとんど雲のない快晴が広がっているではないか。肉眼では暗い星までは見えないのだが、双眼鏡を向けるとたくさんの星が散らばっているのがわかった。全体像を朧に想像してみると、なんとなくさそり座のような気がするのだが......。あちこちのWebページで今の星座を見てみると、真南に来るのはどうもさそり座らしい。正しいのかな?
 さそり座ならばアンタレスがあるはずだが、それは頭上に延びているのかこの時には気づかなかった。しかし望遠鏡で眺めていると、どうしても光芒が小さくならない星があるのに気づいた。もしやと思って大倍率で見てみると、思ったとおり2重星だった。なるほど、これが重星かと思うような、ごく近接した星たちだ。星図で見ると、さそり座には確かに2重星が含まれている。しかし周囲の星座がまだ見分けつかないので、本当に見ているのがさそり座なのかどうか不安だ(爆)。
 星座を見分けにくい一因は弱い視力にある。メガネを作り直すか。


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