Strange Days

今夜の観望

2000年03月13日(月曜日) 23時45分 星見 天気:晴れ時々曇り BGM:Bound to Fail/Accept

 早く帰れたので、望遠鏡を木星に向けてみた。19:00時点で既に西の空低くにあり、間もなく観測シーズンは終わりそうだ。そのせいか、揺らぎが極めて大きく、像が安定しない。慎重にピントを合わせても縞3本が見分けられるかどうかという程度だった。土星も輪が分離できるという程度。
 もう少し高度の高いオリオン大星雲やM42はマシだったが、トラペジウムの星を分離するのが精一杯だった。しかし大気の透明度自体は高かったのか、心なしか星雲全体に赤味がかかっているようにも見えた。気のせいかもしれない。また外し見で星雲の形を読み取ると、大体写真で見るそれに近いものが見えているように思えた。大口径の望遠鏡ならもう少しいけるかもしれない。
 天頂近く、屋根に隠れるぎりぎりの辺りにすばるとヒアデス星団が見えている。こちらも望遠鏡を向けたらさぞかしいい眺めだろうが、路上にでも持ち出さない限り無理だ。
 日付が変わる頃にベランダに出てみると、もう空を雲が覆い尽くしていた。こりゃあかんとばかりに望遠鏡を仕舞い込んだが、2:00くらいにもう一度出てみると、雲が次第に東に追いやられ、晴れ間が広がりつつあるところだった。もう望遠鏡を出す気にはなれず、双眼鏡でしばらく空をなぞってみた。この時刻にはやはり天頂近くに明るい星が集まっている。Borg100EDもかなりお手軽な望遠鏡だが、もっと軽いのが欲しいところだ。


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