Strange Days

渋谷謎宴会

2000年04月01日(土曜日) 23時47分 暮らし 天気:晴れ

 今日は北海道の謎妖精みかりんを囲んだ宴会が開かれる日。時間は13:00だと記憶していたので、眠いが10:30には起きた。起きて最後の確認をしておこうと思い、過去のメールを探してみた。あったあった。えらい昔に流れたメールだが......。メールには18:30集合と書いてあるぞ。ありゃ、間違えて記憶していたか(怒りつつもはからずも笑)。逆に憶えていたら今ごろ真っ青だ。
 しょーがないなー、とばかりにもう少し寝て、それからダラダラダラダラと出かけようかな、でももう少し眠いしぃ、などと優柔不断の極限を追求し続けた。早く出ればいろんな用事を片付けることも出来たのに。結局、16:30に出た。
 渋谷には16:25くらいに到着。さて、誰か来てるかな......誰も来てない(怒)。久遠さんは端から諦めてるとして、他のメンバーが誰も来てないというのは一体......。
 もしかして場所間違えたかなー、とお使いに出た子供のような不安な気持ちで待っていると、突然ショートカットの女性から「あのー」と話しかけられた。相手は主賓のみかりんだった。良かった、主賓が来ても誰も来てないなどという失態をしでかさないで(爆)。
 みかりんは大学入学のために上京した複合装甲君(チョバム・アーマー?)の随行員として下向してきたのだ。しかしその複合装甲君の姿は?
「はぐれちゃいました」とみかりんは明るくいった。オイオイ、それで保護者代わりのつもりか(爆)。「大学ってサークルの勧誘とかあるんでしょう。それに捕まってるか、あるいは浮いているか......」と、どこに浮かぶんだよと突っ込みたくなるようなことをいう。
「今ごろ赤色革命に燃える戦士になっているか、オウムに入っているか......」と僕は当たり障りのないことを(どこがだ)答えた気がする。
 続いてY.SATO氏が登場。気になったので集合場所や時間を確認したが、氏が所持しているA60(欲しいなあ、ほんとは)でお知らせメールを読むと、ここで、この時刻で正しいことが確信できた。
 さて他のメンバーは現れない。集合時刻は過ぎている。来ないネー、と話しつつ、唯一電話番号を控えていたいしかわさんに電話しようとしていると、すぐ目の前を見慣れた顔が過っていくではないか。慌ててボディランゲージ(ようするに手招き)を駆使して呼び止めると、確かに京木さんだった。
 京木さんとみかりんがおしゃべりしている間に、いしかわさんに何度か電話してみたが、留守電につながるばかりだ。どうしたことかと思っていると、凄まじい雑踏をかきわけてぽんちえ&Kの両氏が登場した。これで半分が揃った。
 さて残りは、と再びいしかわさんに電話しようとしたところ、ある重大な事実が判明した。我がPHSにはいしかわさんの番号が二つ登録されていたのだが、その一方を現用の番号と勘違いしていたのだが、事実は逆だったのだ。全然無関係の人にかかっていたかもしれない。すまん。
 早速正しい番号にかけると、すぐ応答があった。近くに来ているという。しかしいしかわさんは集合時間を19:00だと思い込んでいたらしい。待ってますと伝え、電話を切った。
 程なく、久遠さんが予定通り遅刻して登場した(爆)。今日は仕事帰りらしい。スーツ姿だった。続いていしかわさんも登場。
 集まった8人で来てないメンバー、複合装甲君と妄言王はどうしようという事を話し合ったが、まあなんとかなるんでないかいといういい加減な結論を得て会場に向かった。場所はモーモーパラダイス。歩きながらその道順の複雑さに皆驚き、「これでは妄言王の到達は不可能だ」という意見が優勢をしめた。
 モーモーパラダイスは、新学期直前の週末ということで満員状態。飛び込みの客が店先に列を成している。我々は久遠さんの骨折りで予約が入っていたので、難なく席に着いた。
 我々を待っていたのはしゃぶしゃぶとすき焼きの鍋。それからしばしの間、僕はビアフラ紛争で2年くらい欠食していた児童のように、ひたすら肉を鍋でさらし、食らった。瞬く間に肉の皿が片づいていく。
 しばらくしてみかりんに複合装甲君から電話が入った。やっと渋谷に着いたという。一人では来れないだろうから迎えにいかねばならないが、顔はみかりんだけが知っているが、渋谷の地理に関しては不安がある。そこでみかりんと久遠さんが迎えに行くことになり、ここで中座。
 その間も酒席は進む。いやもっぱら食う方だったが。なにか話していたような気がするが、食う一方だったので憶えていない(爆)。
 が、ここで驚くべき事態が発生した。妄言王が忽然と姿を表したのである。誰もが予想もしなかった展開である。なんでも交番で道順を聞いてきたらしい。恐るべし、妄言王。その潜在能力は侮れない。というか、他のメンバー(特に僕、いしかわ、京木)の方向音痴ぶりが凄すぎるのかもしれない(滅)。
 宴席のかなたでいつの間にか多量の酒と肉を片付けていく妄氏をよそに、我々はあれこれとなく雑談しながらやはり食った。というか僕はそれ専業。
 ここでアクシデント発生。隣の小うるさい学生の一団だったか、店員だったかは不明なのだが、いしかわさんの背後におかれた壷が倒れ、服にポン酢がかかってしまったのだ。当然、いしかわ嬢は怒る。店員謝る。その向こうの学生は無関心。しばらくして店長らしき人が来て、クリーニング代を出すことで謝罪に替えることになった。「ジーンズだったら別になんにもいわないんだけど」とはいしかわさんの言。クリーム色のスカートだったので、ポン酢なんて付けられたら目だってしまうだろう。
 この騒動が収まった頃、ようやく複合装甲君を連れた両氏が帰ってきた。複合装甲君は理工系っぽい感じ。どことなくロシアンなアバウトさを漂わせたみかりんといいコンビかもしれない。苦労するのがどっちかは明白だが(笑)。
 この辺で場はいよいよ盛り上がる。話題は巨人の星、アストロ球団、侍ジャイアンツなどなど、'70年代に狂気のように輝いた野球マンガたちの事だった。もっぱらぽんちえさんの独演会となった。すぐ近くで見ていた複合装甲君にとっては、まるで伝説のウッドストックを語るタケカワユキヒデのように映っただろう。アストロ球団なんて、試合毎に誰か死んでたんだぜ(それじゃ野球にならんよ)。
 あれやこれやと話しているうちに、我々はなんと3時間も居すわってしまった。なにせ、ラストオーダーの後もかなり居すわっていたのだから。「絵に描いたような千鳥足」(Kさんいわく)の妄言王の心配をしつつ(いや心にもないことを書いてしまった)、我々は渋谷駅で解散した。


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