Strange Days

ワイドビノの威力発揮

2000年04月22日(土曜日) 23時30分 星見 天気:曇りの後で晴れたな

 お外に出ようかなと思っていたが、僕が世界に誇る怠けマシーンが怠惰衝動をふんだんに生成したおかげで、結局日がな一日寝てすごすことに。よくもこれだけ眠れるものだとあきれ果てるほど寝て、とうとう真夜中の2時くらいまで半分寝て半分起きてという状況にわが身を置く春の曙。それでもなおも眠いというのはどういうことか。怠けるのもいいかげんにしろと叱咤したくもなるというものだ。外出しなかったけど、まもなくGWなのでよしとしよう。
 そんな夜中まで寝ていたのは空が曇っていたからだ。ちくしょうめ、そんなに俺様のゴージャスな天体観望装備が憎いかといいたくなるってもんだ(事実としては相当貧しい装備だが)。
 しかしチャットをしながらふと空を見上げると、いつの間にか空が晴れ上がっているではないか。早速観望タイムに突入だ。
 連夜の不意討ちにも軽量のBORG100EDなら楽勝で即応だ。これでGP赤道儀との組み合わせだったらめげてたかも。そのかわりベランダに立っているだけで視界が揺れる剛性の低さには笑うしかない。ベランダの剛性の問題もある。
 時刻的に月が高く上っている時刻で、間もなく南中というところではある。しかし昨日に比べて空の透明度が低く、星は昨日の様には浮かんでこない。本当に、昨夜のシーイングは絶好だった。
 もっぱら月を見たが、風が弱いせいでシンチレーションは比較的安定している。それでも高倍率では視野がゆらゆらと揺れ、ネガに収めようとするときなどはさぞかし苦労するだろうと思った。大気の存在は本当に問題だ。この先、CCD経由の観望が一般化すれば、おそらくは大気補正の導入が一般化するだろう。
 その他の空にはワイドビノを向けてみた。さそり座はほとんど視野に収まる。おとめ座もしし座も、10*42の双眼鏡では全体の形を捉えるのに苦労したが、ワイドビノなら楽勝だ。これは本当に、星空観望の必需品といえるのではないかな?


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