Strange Days

MIZAR80mm双眼鏡のインプレッション

2000年04月29日(土曜日) 22時17分 星見

 帰宅して、早速組み立ててみる。むう、三脚への取り付け金具をどう付けるのかがわからない。蝶つがい部の前面に着けるのだとスターベースの人は言っていたのだが、それらしい穴が見つからない。前面にあるいかにも取ってくださいといわんばかりのプラスチック製の部品を無理に引きはがしたが、穴は見つからない。これはいったい、どうしたことなのじゃ!(常田富士夫風に読め)。
 考えあぐねたので三脚の方を引っ張り出し、そこに取り付け金具がどう着くかを検討してみた。これはあっさりわかった。雲台の留め具にぴったりの穴が開けられていたからだ。そこから考えると、やはり金具のスクリュー部を双眼鏡の蝶つがい前面にねじ込むとしか考えられない。
 再び蝶つがい前面を検分した。良く見るとさっき無理やり取ったプラスチック部品の一部が残って、穴らしきものを埋めている。ここだ、ここに間違いないんだ! ファシスト退治のためにそれ以上の自国民を殺戮し尽くしたスターリンのように、鉄の意思を持ってその穴をほじくりはじめた。5分後、プラスチックは全て取れ、やはりねじ穴が切ってあったことが判明した。意思の勝利なり。ん、待てよ。ということは単にプラスチック部品がねじ穴に沿ってねじ込まれていただけか。回し抜けばよかったんじゃのお(核滅)。
 まあ結果オーライということで、とにかく金具を着けてみた。当たり前だがぴったりとはまった。そこで三脚に着けると、をを、なんとも操作性よさそうって感じぃ。
 早速ベランダに持ち出す。この時刻は南天にはろくな星座がないのだが(うみへび座よ、すまん)、それでも星が非常に明るく見えてくるのが感じられた。ワイドビノ、10*42はもちろん、100EDよりもなんとなく明るい感じだ。80mm双眼鏡の開口面積は、100EDとの比でいえば0.8の自乗の2倍、ざっと1.28倍ということになる(あってるんだろうな)。確かに明るそうな数値にはなった。


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