Strange Days

シウマイ&ビールポタ

2005年05月21日(土曜日) 23時29分 自転車 天気:晴れ

 @nak主催でシウマイ工場を見学しようというオフが開催されるので、参加することにした。
 ポタということだったので、持ち込んだのはトレンクルだった。輪行前提で考えると、この軽さはなにものにも代え難い。
 集合場所の新横浜に集まったのは、堂々の20名。こんなに集まったとは。しかもそのうち男女カップルだったのが8組16名。我輩には異常に肩身の狭いオフとなった。次からは用心しなければ。
 走っている間はそんなことを考える必要はない。最初に立ち寄ったのは、新横浜駅近くの崎陽軒横浜工場だった。まず5Fの見学者用の部屋に通され、スライドショーで崎陽軒の事業の概略を説明された。崎陽軒は20世紀初頭、横浜駅に開店。当時はただの駅弁屋だった。しかし、横浜の立地(東京に近すぎて、駅弁購入の動機が乗客に乏しい)は営業に有利ではない。そこで横浜ならではのものを開発した結果、登場したのがシウマイだった。点心の地味な突き出しだったこれを、弁当の目玉にまで育て上げていったわけだ。
 ラインの見学に移る。シウマイの製造、基本パッケージ*1までの自動化は進み、人間の手はほとんど不要だ。が、弁当形式へのパッケージング、検品には人手を要するようだ。ラインへの立ち入りは衛生面への配慮から禁止で、窓越しの見学となった。しかし、上部を材料配送用カートが走り、珍しいシウマイ製造機が動き、ラインに製品が流れてゆく様が面白かったのか、参加者各位からかなりの質問が出ていた。引率のお姉さん、ご苦労様でした。
 終了後は試食タイムひょうきんな形の皿に、特製シウマイ1個、ふつうのシウマイ2個が載って、からしとしょうゆ入れが付いている。このしょうゆ入れがひょうたん型の陶器で、ひょうきんな顔が書かれている。ひょうたんからの連想か、ひょうちゃんと名づけられ、デザインは横山隆一だとか。なるほど、フクちゃんで見かけたような曲線ばかりだ。集めると48種類になるとか。後でインターネット検索*2してみると、醤油入れの製作会社がヒットした。実際には80種類になるようだ。シウマイは、昼食前で腹減り状態だった我々には、まさに甘露であった。また1個ずつ試食できた新製品、シウマイ饅頭もオツであった。早く飯食いたい。
 意外に*3楽しくて充実していたシウマイ工場見学を後にし、新横浜方面に取って返す。スタジアムのレストランで食事。パスタを選んだのだが、正直物足りなかった。肉にしておけばよかったな。
 次の見学に向けて走る。今日は社会派のまじめなオフなのである。鶴見川を下っていく自己紹介を挟みながら、R15に乗る。一隊が止まったのは、生麦地区センターだった。自転車はここに置いていってしまおうというわけ。最近、ドレスコード(?)が厳しくなって、いかにも自転車乗りだと試飲に難色を示されるのだとか。どうせ飲んだら乗れないのだから、自転車は置いてけってわけだ。
 キリン生麦工場までぞろぞろと歩き、工場見学ツアーに参加する。ここの見学には何度も来たけれど、ツアーに参加したのは初めてだ。途中で麦汁*4の試飲があったが、冷たく冷やしていたこともあり、口当たりは想像以上にさわやか。麦芽の甘みに、一瞬遅れてついて来るホップの苦味が素敵だった。
 最後に試飲する。引率のお姉さんが『三度注ぎ』を実演してくれる。最初に盛大にビールを注ぎ、その泡が収まったところで二度、三度と静かに注ぐのだ。最初の泡で炭酸の散逸を防ぎつつ、時間を置くことで消えやすい大きな泡が消え、きめ細かい泡が残るというわけだ。僕自身は、最初の一杯はビール抑制中ということでジュースだったのだが、実演を見ているうちに飲みたくなって、結局2杯目でアルコール注入の運びとなった。まあ、そこまで我慢することもないがや。
 見学後、集合写真で邪魔が入ったり間に合わなかったりして少し笑いを取った後*5、レストランに行こうということになった。さっきの駐輪場所に戻り、ここで半数とお別れ。残りは自転車を押して*6キリンのビアガーデンに向かう。ここで4時間ほども宴会が続く。明日は仕事だし、話がゴシップ主体だったし、眠かったし*7で、ほとんど参加もせず、料理もあまり口にせず、沈没していた。
 ビアガーデンを出て、新子安駅までまた自転車を押していった。ここで自走組、JR輪行組と別れ、僕は一人で京急、地下鉄と乗り継いで帰宅した。帰った途端、眠気に襲われてバタンキューだ。
 しかし、工場見学オフは、意外に面白い。特に試食は。日産横浜工場なんて面白いのでは。なにを試食できるのかな*8

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