品名:
au INFOBAR
購入日時:2003年11月
購入場所:auショップ戸塚店
価格:15000円(税込み)
最初に買った携帯電話は、auのカメラ付携帯第一世代の
A3012CAだった。これは折り畳み式のCDMA-ONE機で、30万画素のカメラが着いていた。カメラはほとんど使わなかったが、ツーリング時に連絡を取れるという安心感は大きく、携帯電話としては便利に使っていた。
しかし、ある時、フロントバッグの横に挿して走っている時に落としてしまい、そのまま紛失してしまったのだ。その時、たまたまポケットの少ないサイクリングジャージを着ていたため、携帯電話を身に着けるという訳には行かなかった。それが災いしたのだった。
誰かが拾ってくれた形跡はあったが、しばらくしても出てこなかったため、新しい携帯電話に買い換えることにした。それにあたり、いくつかの条件を念頭に置いた。
1.折り畳み式は避ける
2.グローブをした状態で操作しやすいこと
3.カメラは重視しない
折り畳み式は、例えばポケットに収める場合には便利だ。全長を短く出来、大抵の設計では液晶画面が内面になるので保護できる。ところが、自転車に乗っていると、この"閉じている携帯電話を開く"動作が面倒なのだ。特に冬場、厚手のグローブを着けている時、面倒に感じる一瞬だ。その延長線上に、グローブを着けたまま、各種操作がしやすいこと、という要求が挙がる。細かいボタンが少し不正規に並んでいるような機種の場合、グローブを着けたままの操作は非常にもどかしく感じる。
逆にカメラ機能はどうでもいい。そういう部分ではコンパクトデジカメにも絶対に敵わないだろうからだ。Blogとの連携では有利らしいが、そこまでリアルタイムの、しかも画像付きの更新は目論んでいなかった。
そういう目で見ると、そもそもストレートタイプの機種が、希少になっている現状に気づかざるを得ない。多機能化と小サイズ化を両立させるには、どうしても折り畳み式にせざるを得ないのだろう。
その当時、ちょうどauからINFOBARの発表があった。角ばったストレートタイプで、ボタンは大きなものが敷石のように並んでいる。カメラ機能はそこそこ。デザイン的に好みだ。まるで僕の代替機として世に出たようなものではないか。
早速、auショップで現物を見た。ストレートタイプで、薄い形状は、首から吊ろうと考えていた僕には好都合だ。ボタンは大きくて、グローブを着けたまま操作できそうだ。ただし、筐体の最下部までボタンが敷き詰められているので、持ち方次第では取り落としてしまいそうな危うさもあったが。まあ、要求に概ね沿った機械ではあったので、購入した。
しばらく持ち歩いて、やはり自転車乗りにはこのタイプが向いていると思った。特に気合の入ったサイクリングジャージを着ていると、ポケットは極少ない。しかも、ふつうのジャージでは背面にあるから、いざというときに取り出しにくいのだ。
僕の場合、長いストラップを取り付け、首から提げている。これで、どんな時でもさっと手に出来るし、収めるのも一瞬だ。同じようにコンパクトデジカメを下げているため、筐体の塗装が剥げたりしているが、液晶画面が傷つくようなことは無い。ここは意外に強靭な感じがする。
しかしこの電話、あまりにも長細いので、ワイシャツのポケットなんかには入りきらない。意外にアウトドア向けの機種かもしれない。
長所:ストレート型の筐体は体に密着させる場合には便利。グローブを着けていても操作できる大型ボタン。
短所:全長が長すぎ。最下部のボタンを操作しているとバランスを崩しやすい。
評価:★★★☆☆(3/5)
俺的評価:いい感じにグッド(俺的使用法にはぴったり)