品名:GIANT MR-4F
購入日時:2002年1月
購入場所:サイクルサービスオオヤマ
価格:102000円(輪行バッグ込み)
BD-1を買って、半年ばかり乗り回した後で、ロードバイクを買った。それがGINATのTCR-2だった。エントリーレベルのロードバイクではあったが、その走行性能はBD-1とは隔絶していた。しかし、輪行は大変だ。やはり、折り畳み自転車に比べ、サイズが大きくなるのだ。またエンドの保護に気を使わなければならないのも大きかった。
ちょうど、GIANTから出ていたMR-4に、フラットバーの新型が出ていた。輪行前提なら折り畳みのMR-4がいいと思った。しかしハンドルの選択には迷いが出た。MR-4を買うなら、それはBD-1よりは長距離を走る遠距離輪行サイクリングに使いたかった。なら、ドロップハンドルの方が良いかもしれない。だが、ドロップハンドルのモデルの方が、少し重いのだ。この点にちょっと引っかかったこと、そしてドロップモデルがリア8速なのに対し、フラットバーモデルは9速であることを考慮して、フラットバーを選択した。
購入した店は、BD-1以来のサイクルサービス・オオヤマさん。ちょうどBD-1のクランクを短いものに換えたかったので、預けるついでに新車受け取りに出向いた。
購入後、もっぱら(比較的)長距離を軽快に走るための輪行車として使っていたが、キャリアを装着するなど荷物を載せる工夫を重ね、今では本格的なツーリングに耐える自転車になっている。
主な改造点
・フラットバーをドロップバーに交換
ある程度の距離を走る場合、ドロップバーに分があると判断し、チネリのドロップバーに交換。
・チェーンリングを3枚化
ある程度のクロスレシオを確保しつつ、なおかつ急坂を越えるための軽いギアを確保すべく、チェーンリングの3枚化を図った。
当初はフラットバーのまま進めたが、フラットバー用では引き幅が大きすぎ、MR-4系ではフレームに接触してしまうことが判明。結局、ドロップバー化に伴って完成した。予想通り、ある程度のクロスレシオを確保したまま、実用ギア幅を大きく拡げることが出来た。ただし、QファクタはMTB並に拡がり、やや違和感を覚えることがある。実用的には問題ない。
・フロントフォークのカーボンフォーク化
ミズノの24インチ用が手に入ったので、ショップに依頼して交換した。オリジナルはスレッドだが、新しい物はアヘッドなので、ヘッドパーツからの交換となった。以前の物はクロモリ製の重いもので、衝撃吸収性も低かったが、ミズノのものは軽く(200g近く軽量)、衝撃吸収性も高く、疲労軽減に繋がった。
・キャリアの装着
まず、シートポストにリクセンカウルのシートポスト用アダプタを付け、Freepack Sport(24l)等を取り付けられるようにした。これで数泊のツーリングに出かけられるようにはなったが、それが限界であった。おみやげ物さえも買えない。そこで、フロントに着けるキャリアを探していたところ、日東からバンド止めタイプのフロントキャリアが発売され、飛びついた。24インチのフォークにも問題なく取り付けられ、サイドバッグを二つ着けられるようになった。これで、かなりの長期ツーリングにも耐えられるようになった。
・UltegraクラスのSTIレバーからTiagraクラスのブレーキレバー+78Duraaceクラスのバーエンドシフターに交換
長らくSTIで使っていたが、65アルテのRDがガタガタになったので、その更新ついでに10速化、さらにブレーキレバーとシフターを分離した。この構成の方が安く、やや軽く出来る。ツーリング自転車のMR-4Fに多機能レバーは不要という判断だ。
副作用で、ブレーキフィーリングが大幅に向上し、シフター小物無でもシフト位置が直感できるようになった。またケーブルを全てバーテープに巻き込めたため、ハンドル周りがすっきりした。
複雑な折り畳み形式ゆえ、横剛性の不足こそ感じる。が、走行感は十分にロードバイク的な軽快さであり、なおかつリアサスペンションは、確かに疲労軽減に役立っていると感じる。もう手放せない、万能バイクとなっている。
長所:フルサイズバイクよりは輪行状態を小さく出来ること。またエンド保護に気遣う要は無い。軽快な乗り味。ローエンドのロードバイクに匹敵すると思う。キャリア装着の結果、意外に荷物を積載できるようになった。リアサスは路面の衝撃をかなり緩和し、疲労軽減に役立っている。
短所:半端な折り畳み方。フロントホイールをいちいち外す必要があるのはいただけない。外したホイールの格納場所にも困る。横剛性の無さ。坂ではかえって仇となるリアサス。
評価:★★★★★(5/5)
俺的評価:こいつが無ければ生きてゆくにもつまらない。
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