Strange Days

2017年真夏のオホーツク沿岸キャンプツーリング初日

2017年08月12日(土曜日) 23時43分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) , キャンプ 天気:雨からのスタートですか

 今年も、夏は涼しくて快適な北海道で過ごす。特にひんやりしたオホーツク海沿いに、稚内まで走ってやるのだ。
 そして今年の新趣向は、キャンプも盛り込んで行こうというものだった。はたして、無事にたどり着けるのか。


 早朝、5:00に起床。外は結構降っている。まず羽田までが憂鬱だ。
 昨日のうちにポケロケは畳んであったので、傘を差して地下鉄駅まで移動。そこから京急に乗り継いで羽田に。
 ここからは、まず大型手荷物の預けにえらい時間を要する。カウンターが半分しか稼働してない案配だ。自動チェックインもいいけど、大型手荷物もなんとかして。
 50分かけて自転車を預け、さてセキュリティチェックにどれほど掛かるだろうかと身構えつつ向かうも、あに図らんや5分で通過。やや拍子抜けしつつも、オホーツク紋別空港行の便に乗り込むべく、バス待合所に。バスか。ここでもちょっと濡れるな。しかし、セキュリティ通過が早かったおかげで時間が余り、ヨシカミのカツサンドで遅い朝食。トーストしてあって美味しい。
 あっという間に紋別空港。こちらも湿っぽい。タラップ下で待っていた、こいつは、アザラシ、だよな。地元のゆるキャラ。
 空港前でポケロケを展開し、紋別市街近くにあるクロネコ営業所で、別送した荷物を受け取る。+20kgでこれもんの状態だ。キャンプ道具を積んでいるので、今までにない重量サイクリングになってしまう。しかし、ほぼ追い風なのは助かる。
 まあまあ栄えている紋別の市街地を通過してしまうと、後は砂浜と森林に挟まれた国道を走る、単調な道行きが待っている。しかし、だだっ広い海と、だだっ広い森の眺めは、そう悪くはない。
 北海道には廃線が増えていて、今日の道行きでもしばしば目にする。興浜南線という路線だったらしい。オホーツク沿岸に構想された路線の一部だったとか。全線開通していたら、輪行しやすかったのに。
 興部の市街地を遠くに見ながら、内陸の道をひた走る。なにせ、リアキャリアに20kg近い荷物を満載しているので、全く速度を出せない。しかも、全てリア荷重になるので、ステアリングも軽くなって、コントロールに苦労する。
 今日の宿は、もちろんキャンプ場。日の出岬キャンプ場は、興部の市街地を通過してしばらく、海に突き出した岬にある。買い物で膨れ上がった荷物を抱え、ひぃひぃ言いながらキャンプ場に至った。ひぃひぃ言いながら急いだのは、キャンプ場の管理人が17:00には居なくなるという情報があったからだ。なんとか間に合って、料金を支払って宿泊申込書を提出した。
 車道沿いにはテントが多いので、草地の中程にクリップフラッシュCDを張った。雨が降り出していたが、それほど強くないうちに建築完了。自転車は濡れるが、仕方ない。
 日が暮れる頃には、雨脚がやや強まってきた。テントの中はまあまあ快適だ。このキャンプ場のいいところは、歩いて5分の所にあるホテルで温泉を使えること。ビンディングシューズで雨の中を歩きたくないので、折りたためるビーチシューズに履き替え、ホテルまでペタペタ歩いて行った。そして500円払い、体の垢をゴリゴリそぎ落とす。リフレッシュした。温泉はいいぞ。
 ひんやり湿っぽいテントに戻り、夕食の調理を開始。メスティンで炊飯し、フリーズドライの味噌汁を作り、コンビニで買ったレトルトのハンバーグや豚汁を置かずに、ビールもやる。雨は残念だが、良い気分だ。こうして、初めてのキャンプツーリング初日の夜は、更けていった

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