Strange Days

2000年02月26日(土曜日)

夜中に晴れました

23時55分 星見

 宵の口頃、空を見上げたところ、雲が厚く空を覆っていた。こりゃあかんと観測は諦め、久しぶりに笑夢くん所のチャットで遊んでいた。それが終わり、邪悪な方のチャットもそろそろ上がろうかという頃、ふと外を見てみると、いつの間にやら明るい月が出ている。雲はいつの間にか吹き払ったように消えている。核爆弾でも炸裂したのだろうか。
 月は相変わらず眩しいくらいの明るさで、目を傷めない様に気を付けながらチコ(だと思う)や昼夜境界線の山脈の影を眺めた。寒すぎて死にそうだったが、なかなか飽きないもんだ。

今月の宇宙デジタル図鑑

23時08分 テレビ

 うだうだしているうちに日が暮れ、一眠りしたら(まだ寝たのかコイツは)サイエンス・アイが始まった。今週は月末恒例の宇宙デジタル図鑑。今回は先日大修理を乗り越えたハッブル宇宙天文台の最新映像から。
 ハッブルはなんといっても現在唯一の可視光線を主軸に置いた宇宙天文台であり、この10年でもっとも劇的な映像をものしてきた存在だ。地上の巨大望遠鏡群が本格稼働を始め、能力的にはハッブルを十分上回るようになってきてはいるが、知名度ではハッブルがまだまだNo.1だろう。
 ハッブルの最大の利点は地球の大気を通さず、直接宇宙に目を向けているという点だ。この結果、ハッブルは直径2.5m程度の主鏡で、地上の8m級巨大望遠鏡に匹敵する集光力を持つ事が出来る。また大気が動く事による屈折経路のずれ(地上の望遠鏡がシーイングという言葉で悩まされる代物)も存在しない。地上の望遠鏡でも手の込んだ補正装置を用いる事で克服できるが、ハッブルの方が光学系をシンプルにして効率の高い観測が出来る事は言うまでもない。
 さて、問題の"最新映像"はというと、残念ながら過去見たものばかりで、新味に乏しいものになったのは残念だった。
 我らがすばるもそろそろ本格稼働の時期だと思ったが、どうなったのだろう。大気補正を使ったクリアな映像が楽しみだ。恐らく、ハッブルのそれを上回るものになるだろう。

いつものようにグータラな週末

18時07分 暮らし 天気:晴れたかな?

 前日は(またしても)チャットに埋没してしまい、寝たのはかなり遅くなってからだった。空には雲がかかり、またしても望遠鏡の出番は無し。オリオンの高度が次第に下がっているし、月の出はますます深夜に向かっているしで、観測の好機はそう長くないのだが。
 昼ぐらいに目覚め、出かけるつもりで身支度をしたのだが、いつもの日和虫がユーライア・ヒープばりの重厚なハイトーン・コーラスで自己主張しやがるので、いつしかその気は失せた。