Strange Days

2000年03月02日(木曜日)

今夜の観望は無しです

22時33分 星見

 帰宅したのは20:00過ぎ。しかし異様に眠かったので、今夜の観望は無しにした。しかし寝る前にベランダで双眼鏡を空に向けてみた。相変わらず星座が分かりません(爆)。でもなんとなくさそり座を見分けられたような気がした(気がしただけか)。

MSがHTML言語を作ってるんだって(追記)

20時32分 インターネット

 GIFからPNGにコマンドラインで一括変換できるツールはないものかのお、と実にぐーたらな俺様はネットを徘徊したわけです。その旅の途中、偶然goo様が捕らえたページで、「ホームページ作るにはなにがいいだろう」などという趣旨でHTMエディタのお勧めを挙げているページがあったと思いねえ(場所は忘れた)。
 このページの作者はFrontPageとIBM Hページビルダー2K+1を比較して、FrontPageを薦めている。根拠が薄弱すぎないかと思うのだが、なぜかFrontPageなのである。Expressを薦めないのはまともな点だ。
 そりゃまあいいでしょう。しかし楽しかったのが、機能比較の中でHTMLページ作成機能機能としてはFrontPageが断然優れているとしている点だ。その根拠は、「HTML言語はマイクロソフトが作っているから」らしい。凄いなMS、とうとうW3Cを駆逐したか。
 しかしこの人は意図しないで正確な事をいっているかもしれない。つまりPC市場でのWebブラウザの多数をMSIEが占めている状況では、IEでの再現性を最重視したページ作りも当然ありという事になってくるからだ(僕は死んでもそんな事はしたくないけれど)。つまりこの人にとってはNCやその他のブラウザなど眼中に無いという事だろう。けだし正直者なりと言えにけり。
 ではこのページをAnother HTML Lintにかけてみると、IE5用方言を指定したにも関わらず、得点は45点。よくよく見るとWebページはHページビルダー2K+1をお使いではありませんか。自分も使ってないものを薦めとるのか!
 しかしまあ、どういうHTMLエディタを使っても、そのままではHTML4(.01) Strictに決してならないのは困り者です、ハイ。

ブラウザ戦争など

15時30分 インターネット 天気:晴れてました

 この日記をw3mやNC4.61 for Warpなんていうブラウザで見に来てくれている方々がいるようだ。個人的には一人くらいWeb Explorerなんていう方もいないものかなと思う(今となってはなんの取り柄も無いブラウザだが)。
 zdnetが例によって例の如く「ブラウザ戦争の終結」を強調する記事を掲載していた。以前にも同趣旨の記事を掲載していたが、よほど根拠薄弱で恣意的な点を叩かれたのだろう。しかしブラウザ戦争(?)の行く末は、既にNC v.s. IEという構図ではなくなったのは事実だろう。NCはAOLの不手際で、ほぼ自滅してしまった観がある。ビジネスの現場でもIEの要望は増えているのだ。
 しかしzdnetの偏狭な視界に「ブラウザ戦争」が終わったように見えようと、現実にブラウザ戦争は続いている。ステージは携行端末やマルチプラットフォームでの戦いに移り、Windowsはむしろマイナーな一角に後退しつつあるのではないだろうか。2003年までに5億台もの携帯電話が普及するという予測がある。その3割のシェアを取っても、現在のPCの普及台数に迫るものがある。ライセンス・ビジネスとしてみれば、既に旨みの無いPCよりは、確実にライセンス料を取れる組み込み分野の方が得策なのは明らかだ。MSがとってもファック^hトなPoket IEを必死にリファインしようとしているのも、まさにそういう情勢を読み取っているのだろう。もっともMSは、PCデスクトップ以外の分野でいまだに"勝利"した経験が無いのだけど(Tigerの失敗なんてかわいいもんだよね)。
 ビジネスの現場でどうなろうと知った事じゃない。恐らく、NetscapeはNCの改良を止めないだろうから、当面は安心してNCを使っていられるだろう。むしろNCがマイナー化する事で、セキュリティに関しては有利になる可能性がある。インターネットでのクラッキングは、これからますますIE(そしてMSのプロダクト)を付け狙う事になるだろう。これがMSプロダクトのセキュリティを高めてくれる結果になれば良いのだが、とてもそうなるとは思えない。あの企業にはセキュリティなんて概念が無いのだ。後はガタガタになっているmozilla.orgが立ち直ってくれればいいんだけど。