Strange Days

2000年03月05日(日曜日)

今夜の観望もなし

23時56分 星見

 朝のうちに雨は上がり、一日中どんより曇った1日だった。宵の口にベランダに出ると、多少の切れ目は見えたので晴れてくれるかなと思った。しかし日付が変わる頃になっても空は晴れず、今夜の観望も無し。天体観測には不向きな春がやってきた。

3/5のテレビ

23時55分 テレビ

 今夜のNHKスペシャルは新潟の監禁事件の話だった。うーん、こういう時事性の強すぎる話題はパスだ。
 誰もいない部屋。
 最初の部屋の住人は薬草を育て、竹細工や謎の金属を用いたある事をしている。猫の目は時を測るのに使う(そういう話を確かに聞いた事がある)。謎めいた英語の書き付けはまったく正体不明。
 とりあえず忍者(爆)としておいたが、本当に忍者だった。いかにも子供の頃に学研のひみつシリーズを読んでいそうなタイプだ。
 最後の部屋は一見してごくふつうの住宅。住民は謎めいた可変式定規(?)と年代物PCのスプレッドシートでなにやら計算したり、グラフを書いたりしている。どうやら野外でのなにかをやっているらしい。~
 ここ一月ほど頭が天体観測にばかり行っているので、これらのヒントはどうしても天体観測に関係するなにかに思えてならなった。しかしグラフを見ているうちにスキーに関係したなにかだと気付き、ゲレンデの設計者だと考えた。答えはスキーはスキーでもジャンプ台の設計者だった。なるほど、そういわれてみれば謎定規は人体模型にも見える。大体、いかにも関係ありそうなのに雪のゆの字も出ないのは怪しいのだ。

湘南台は便利だ

15時53分 暮らし 天気:雨後曇り(暗い1日でした) BGM:Chaos A.D./Sepultura

 前日、深夜までチャットしていたが、昼前には目が覚めた。さて、どこかに出かけようかとしばらくぼんやり考えた。E950のオプション類(ワイド・コンバータとリストバンド)が欲しかったので新宿に行こうかとも思ったけれど、まあ急ぐ事はないだろう、来週土曜日にしようと今日はやめ。替りに湘南台に出向いた。
 湘南台では市民図書館に寄り、のろのろ歩き回っては本を読んだ。哲学書のコーナーに立って、何気なく手にした現象学の本があまりに難しそうだったので、一生のうちに60秒くらいは必死に文字を追っても構わないだろうと、死ぬ気で読んでみた。結果は玉砕(爆)。ナニがモナドだ、ナニがエポケーだぁぁぁ、と狂ったように叫びたい強迫観念にとらわれたのだった。もう少し精神に余裕がある時に読むべきだ。たとえ分からないにしても。
 ちょっとした収穫はあった。別の科学史の本にダモクレスの剣ならぬ「レウキッポスの剣」という表現があった。うん、なにかに使えそうだ。レウキッポスは古代ギリシャで原子の概念を"思い付いた"人だ。なにか詩的な表現ではないか。
 少し不快な事があった。一つは大声を上げて肉親を呼ぶ子供がいた事だ。子供が親を探す時に周囲への配慮が足らないのはまあ仕方ないのだが、そういう子供を放っておく親には本当に腹が立つ。貴重な思索の時間を踏みにじりやがって(いや、たいした事考えてないんですけど)。もう一つは蔵書の中に鉛筆で傍線を引いているものが目に付く点だ。大学が多い土地柄、学生が勉強用に使ったのだろう。かれらが図書館の席を占有してしまっているのはいいのだが、こういう形で社会の共通財産を私物化するのはどうだろう。と、藤沢市とは既に縁も所縁も無い僕が憤慨するのも妙だが。
 図書館を出て、WaveEyeに立ち寄った。つくづく考えてみるに、湘南台で僕が寄りそうな場所(図書館、本屋、PCショップ)のうち、前2者は戸塚にもあるのだけれど、PCショップのみは無い。戸塚はちょっとしたPC空白地帯で、LaOXぐらいしか思い付かない。そういうわけで湘南台の方が便利なのである。ただ二駅で230円になってしまうのはなあ。