Strange Days

2000年07月22日(土曜日)

星見るか

23時47分 星見 天気:晴れ

 今夜も快晴なので星を見た。というか、このところ連夜のように見てはいたのだが。
 高気圧が上空にあるせいか、昼の空はまことに蒼く、夜の空は昏い。MIZAR20*80を出してさそり座の方に向けると、M7が実に美しく見える。MIZAR10*42でもその所在は充分にわかるくらいだ。ろくに星座の位置も分からなかった春の空は、やはり霞が邪魔だったようだ。M6もなかなか楽しめるし、M8は周囲の微光星やM20がいっしょに楽しめる。いて座は夏の星座なんだな。
 100EDを出してM4辺りに向けてみた。............なんとなく見えているような気がする。あまりに淡くて、残像か何かと間違えそうなくらいの天体が、確かに見えている。100EDでも見えるようだ。一度位置を掴んでしまえばなんてことはない。
 M7のような大きな散開星団を見るのに、100EDのような望遠鏡と80mmくらいの双眼鏡とどっちがいいだろうと思う。望遠鏡ならば倍率を変えながら星団のディテールを観察することができるが、双眼鏡ならば探しやすいし、星団全体を視界に収めるのに好都合だ。一長一短ある。どっちも持ってるのがいいだろう。双眼鏡ならば安いものだし。双眼鏡は望遠鏡と違って半ば実用品なので(例えばMIZAR20*80などは形態的に船舶などに積む監視用双眼鏡だと思う)、安くてかなりの性能なのだ。しかしやはり望遠鏡の柔軟性がなければ楽しめない天体もある。
 いまだに見えるのか見えないのか評価の定まらないタカハシ製作所謹製のフィールドスコープで、同じ領域を眺めてみた。M7、M6、M8、M20などははっきり見える。が、同じ20倍でもMIZAR20*80ほどには楽しめない。見えてくる星の数が圧倒的に違うし、見かけ視野もさほど広くないからだ(45度くらいだろうか)。70度超と思われるMIZAR20*80の圧倒的な視界に慣れると、さすがにフィールドスコープの方は間に合わせに思えてくる。これは天体も「見えなくはない」程度のものと捉えるべきだろう。本当は、軽くて扱いやすいので、もっと見えてくれればよかったのだが。
 今夜のNHKスペシャルは定番の(なんのだ)寺社修復物だと月刊TVガイドに書いてあったので楽しみだったのだが、あにはからんやサミット関係の番組で潰されていた。各国のお偉いさんの顔なんてどうでもいいのだが(政策さえきちんと打ち出してくれれば)。
 ふてくされて、ネットゲームにふけって爆睡した。