Strange Days

2000年07月23日(日曜日)

アンドロメダ大星雲を見ました

23時50分 星見

 寝る前にMIZAR20*80を北側廊下に引っ張り出して、天頂近くにあるアンドロメダ銀河を探した。星座早見表によればほとんど天頂付近、北東にアンドロメダ銀河があるはずだ。角度が角度なので、ふつうの双眼鏡タイプのMIZAR20*80では顎が痛くなってくる。三脚を傾斜させたり、椅子に座ったりして工夫しながら探した。これくらいの角度になると45度対空型でも楽ではなさそうで、90度対空型が必要になりそうだ。通常のストレートタイプでは天頂を見るのは拷問に近い。
 それでも後ろに転倒しそうになりながら走査していると、目の隅をふわふわした光の塊がちらちらと掠める。MIZAR20*80ではその位置を特定するのが難しすぎるので、MIZAR10*42を持ち出してフリーハンドで探した。位置はわかったのでそちらに20*80を向けて、ようやく視界に収めることが出来た。ぼんやりした楕円形の大きな光の塊、それは確かにM31のようだ。写真で見るよりはるかに淡くて、そうだと知ってなければこれがアンドロメダ銀河だと分からないのではないだろうか。
 しばらく感動の対面を続けていたが、首が痛すぎなのでやめ。次は望遠鏡を持ち出して、もっと楽に眺めようと思う。

NHKスペシャル

22時57分 テレビ

 今夜のNHKスペシャルは4大文明その3、インダス文明の巻だ。
 インダス文明の遺跡として有名なのはモヘンジョダーロ、ハラッパーなどの教科書もの遺跡だろう。これらの遺跡の特徴を挙げれば、まず計画都市であること、そして非常に水にこだわった都市設計であることがある。計画都市ということは、ここにそれなりに強力な権力の裏づけを持った政治機構が存在したことを示唆する。水にこだわった都市設計は、その権力が水資源の配分に強く関与していたことを示唆するのではないかと思う。
 インド亜大陸のパキスタン近辺にあった上記の遺跡に対し、海に近い辺りにある新しい遺跡が注目を集めている。この遺跡はさらに水にこだわった設計をされている。都市全体を整然としたプールで取り囲み、わずかな雨季に氾濫する川の水を引き込み、1年中農業を営めるように工夫していたのだ。これが都市の住民に富をもたらしていたと思われる。
 都市の住民たちはどんな人々だったのだろう。考古学者によれば、インダス文明の遺跡からは戦争の痕跡がうかがえず、また王権のような強大な権力の存在も見出せない。権力の中枢にいた人々は、街の有力者といった役どころだったようだ。彼らが権力の背景としていたのは、富や神聖といったものだったらしい。その代わりに子供の遊び道具は豊富で、平和な文明だったことが分かる。
 モヘンジョダーロというと山田正紀の「神々の埋葬」が頭に浮かんで戦争で滅んだというイメージがあったのだが、実際にはインダス川の遷移によって放棄されたというのが実情らしい。甚だしいのはインダス、ガンジスに並ぶ第3の川で、紀元前1600年ごろ、なにがあったかは知らないが消滅して潜行するようになってしまったらしい。その結果、それぞれ数万の人々を養っていた都市国家が放棄されるようになったのだ。消滅にはインド亜大陸の地形が影響しているのかもしれない。文明を育てるのも、滅ぼすのも、地球の大いなる力だったのだ。

LASER5 Linux(FTP版)導入

20時50分 コンピュータ

 多少生産的なことといえば、3号機のOSをLASER5 Linux6.0R2(FTP版)から同じく6.2へと入れ替えた位だろうか。前からSoftware RAIDの挙動がいまいち安定してなかったし、カーネルが2.2.5のままだったのでセキュリティに不安があり、入れ替えてしまえと思った。実はいまだにSamba出来てないのだ。Sambaも1.9くらいのときは快調に使えていたのだが、2.0.x以降のものを入れるようになってから、うまく設定できなくなってしまった。現状ではまるでSquid専用機である。
 アスキーのLINUX Magazineの付録CD-ROMからLASER5 Linux6.2をインストールした。この辺の手順は散々繰り返してきたので迷うことはない。しかもカーネル1.2.xの頃からすると大幅にインストールが簡略化されている。最新のインストーラでは、インストール時に既にSoftware RAIDのマウントが可能だ。3号機は2GBのIDE、1GBのSCSI*4、9GBのSCSI*2という暖房機のような機械だが、このうち旧時代の遺物である1GBSCSIをRAIDでまとめ、/varに割り当ててやろうと思った。RAIDで構成すれば速度的にやや有利だし、細かく刻む必要もない。このときにRAID5を割り当ててしまったのだが、よく考えるとRAID0で充分だった。
 インストール、再起動は問題ない。ここでsquidとsambaを設定しようと考え、まずlinuxconfからsamba関係の情報をいじった。するとなんと/etc/smb.confが空ファイルになってしまったではないか。またsquidはどうもインストールされてないようだ。そこでまずsquidをrpmからインストールして設定し、さらにsambaを再インストールした。squidはすぐ動くようになったのだが、sambaは他の機械からブラウズ出来ない。よく分からないな。参考書がいくつか手許にあるので、地道に試してみるしかなさそうだ。

無為に生きる

17時49分 暮らし 天気:まだまだ晴れだ

 4連休最終日ともなると、さすがに外出しなければという気になってくる(なんてことを前にも書いた気がするが)。散歩と買い物程度しかしてないので、秋葉に出かけるかという気になった。が、MorphyOneへの支払いのことが頭に浮かぶと、無駄金は使いたくないとも思い始めた。まあ来週にでも出よう。~
 かくして最終日も無為に時を過ごしたのだった。