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Strange Days
2000年09月10日(日曜日)
23時55分
星見
21:00からは「世紀を越えて」だったが、飯を作るのに気を取られてあまり真剣に見なかった(爆)。しかしまあNHKスペシャルはオリンピックに合わせた番組編成が続いているようで、「世紀を越えて」まで今回は合わせていた。ちとうんざりだ。番組では運動選手の能力を科学的に向上させるという筋の話が、当然のことながらドーピングの話と絡み合わされていた。
今夜は19:00頃にベランダに出て、昨日の機材大集合で忘れ去られていたタカハシ製50mmフィールドスコープ(長いので以下T50FSと省略)で月を見た。さすがに50mmという口径はテレスコよりも明るくて見やすかった。また20倍という倍率も月の観察には向いているようだ。古いビクセン60mmF15よりも像ははっきりして見やすかった。今度持って帰るのはこれにしよう。
0:00過ぎ、今夜は100EDでアイピース比較をやってみた。対象はすばる。
LV40。すばるがすっぽり収まる。像もくっきり。見やすい。
K28。これもすばる全体が見渡せる。しかし昨夜は気づかなかったが、視野の周辺では像の劣化がかなり激しい。ピントのずれと円周方向への伸びが著しいのだ。こういう限界があったのね。
SWK22。見かけ視野が広いので、これもすばるをほとんど見渡せる。アイリリーフの短さを別にすれば、これは非常に楽しい眺めだ。周辺での歪像はK28程ではない。
K20。K28と同じような傾向で、しかも見かけ視野が40度以下と狭いことに気づいた。すばるに対するカバレージは低い。
SW18。さすがに歪像は小さく、また広い視野にすばるのかなりの部分(60%程度?)が収まるので大変楽しい。
WO13.5。これも歪像がやや大きいが、見かけ視野の広さ故にカバレージは50%くらいはありそうだ。
Or6、Or9。どちらも周辺での歪像が大きい。また見かけ視野が狭いので見ているモノがすばるだという確証が乏しくなる。
Or7。アメリカンサイズ故か、前記Or.2種よりも視野が広く、また像の崩れもかなり小さい。
LV5。像の崩れは少ない。でももう少し見かけ視野を取りたいところだ。
このように、木星だのオリオン星雲だのといった小さな天体とは違う結果が出た。やはりいろいろ見比べないとアイピースの特徴はつかめないものだな。
その後は木星を見ようと思ったが、既に雲が広がり始めていたので断念した。
17時07分
暮らし
天気:晴れ
朝、起きたのは12:00頃。日曜日にあんまり遅くまで寝てるのもなんだからと、目覚しをセットしておいたのだ。起きて、しばしボーッとした後、久しぶりに戸塚に出かけた。いや、毎日のように出勤しているのは確かだが、わざわざ遊びに行くなんて滅多に無いことだ。
戸塚では図書館にまっすぐ向かった。最初、先々週に寄ったラーメン屋、いや支那そば屋に向かうつもりもあったのだが、出るまえに何も考えずに昼食をとってしまったのでやめにした。別にいつでも寄れる(得てしてこういう所にはなかなか寄らないものだ)。
図書館では前回の続きを読もうとしたが、誰かが借り出したのか見当たらない。まあいつ読み返しても理解度は変わるまい(つまりほとんど理解できてない)と思い、別の本を手に取った。日本の哲学者が書いた臨死思想に関する本だった。恐ろしいことに、この手の本はすらすら読めたような気になってしまう。使われている言葉が、基本的に僕たちの日常用語であるというのが大きいだろう。しかしほとんどアナロジーの連続なので、誤読する可能性も大変大きい。非日常の領域に設定された特殊な用語を駆使する場合と、あくまでも日常用語の範疇で記述する場合と、それぞれ一長一短あると思う。この本も面白いが、理解という点ではおぼつかない。