Strange Days

2000年09月26日(火曜日)

満天の星空を見た

23時55分 星見

 0:00頃、フローリング部屋から空を見上げると、雲がほとんどない澄み切った空が広がっている。こんなすっきりした夜空は久しぶりに見た。
 まずはC8EXを土星と木星に向けた。しかし像が揺れる揺れる。筒内気流のせいかと思って100EDに載せ換えて見たが、ややましになったもののやはり安定しない。どうやら高空に強い風が吹いているようだ。シンチレーション最悪の状況である。しかし安定した瞬間にはカッシーニの間隙が全周にわたって見える。
 あまりにシンチレーションが悪いので、もっぱら低倍率ですばるを見ることにした。SWK22とSW18ですばるを見ると、背後の微光星に至るまでが群れて見える。すばらしい。透明度は高いようだ。高倍率でのシーイングは劣悪だが、低倍率でなら良好といえる。
 しかし100EDの接眼部が三脚に当たってこれ以上動かせなくなった。そこでタカハシの50mmフィールドスコープをミニ三脚に載せ、すばるに向けた。20倍という倍率はすばるを見るには絶妙だ。視界一杯に星々が敷き詰められ、1万円しない望遠鏡の眺めとはとても思えない。案外に高い実力を持っているようだ。
 やがてすばるが狭い窓の視界から消えたので、今度はワイドビノとMIZAR10*42双眼鏡を持って外に出た。ワイドビノを木星と土星の辺りに向ける。今夜は地平線から天頂部まで、雲がほとんど無い。降るような星空、というのにかなり近かった。ワイドビノでヒアデス星団から木星、土星、すばる辺りを視界に収めた。息が止まりそうだ。なんて凄い星空なんだろう。ヒアデス星団を形作る星々が絨毯のように敷き詰められた上に、木星と土星が星たちの王と王妃のように鎮座している。そしてその上空に王冠のようにきらびやかなすばるがきらめいているのだ。星空の宮廷、星たちのメリーゴーランド、遥か昔に消え去ったはずの星たちの瞬間的な相関が、何百年もたった今、僕の眼前に展開されている。その背後の、ぞれぞれパッとしない小さな星たちも、幾百、幾千、幾万となく、それぞれに精一杯の声をあげている。これらの星がどこからきて、どこに去るのかは知らないが、それらの不可思議な相関が、今この瞬間、僕の目に絢爛たる情景を焼き付けている。
 まったく、今夜は寝なければならないのがもったいないほどだった。できれば空が白み始め、これらの星たちが太陽の光にかき消されてゆく様を見ていたかった。きっと泡沫の夢から覚めるような、不思議な想念をかきたてられる事だろう。しかし浮世に生きる会社勤めの僕には、そのような贅沢はなかなか許されるものではない。
 アパートの前の道路に立ち、天頂付近のアンドロメダ座を見渡した。数え切れないくらいの星が光っているので、星座を見分けるのが困難なくらいだった。しかしやがてアンドロメダ星雲のひそやかな光を見つけた。200万光年の彼方から、それは確かに僕の網膜に届いている。昔の人は、この奇妙な天体をなんだと考えていたのだろう。
 やがて2:00も過ぎたので、渋々寝床に着いた。それにしても、日本一明るい横浜の空でこれだけ感動できたのだから、状態の良い山奥の夜空を見たら即死するね。

ロカティオ

20時03分 デジタルギミック

 帰宅して、すぐにgooショップに登録し、ロカティオを発注していた。果たしていつ届くだろう。話によれば数日で届くものらしいが。
 しかしロカティオ買ってどうするつもりなんだろうね。ちょっと放浪するのに便利かもしれないが。

みんなの歌

13時02分 音楽 天気:快晴!

 オリンピックやらなんやらでなかなか全部を見れなかった今節のみんなの歌だが、やっと全部録画できたので感想を書いておこう。
 「むかしトイレがこわかった!」 炎のロッカー梅図かずおが吼える! 木魚のビートが熱いぜ!(爆)
 「遠い空」 この季節になると「遠い~」という曲がたいてい登場するようだ。なかなか聴かせます。
 「小さな手紙」 御三家でG3Kか。旧Gateway2000が社名を変更してよかったじゃないか(そうか?)。中高年世代のための歌だろうか。まさにみんなの歌。
 再放送分は既に見たものばかりなので略。