Strange Days

2001年01月13日(土曜日)

オフでした

23時03分 暮らし 天気:晴れ(寒い)

 この業界(どの業界だ)では"オフ"といえばオフライン・ミーティングというモノを指示する。考えてみればおかしな言葉だ。世の中みんなオンラインでつながっているのかといいたくなる。日本人にとってはメールといえば電子メールのことを指示するが、英語圏の人々にとっては当然物理メールのことを指す。それと同じように、恐らくは日本特有のジャーゴンなんだろうな。いやそんなことが分かっても何の得にもならないが。
 ともあれ(意味ねえ前ふりだ)、そのオフに今日も出撃した。今年の初オフで、久遠氏の呼びかけで新年会をやろうという目論見だった。輝かしい新世紀最初のオフだ。さぞかし参加者が多いだろう、と思いきや、何の事はない久遠氏、はるだぁ氏、そしてこの竹本というむやみに濃厚そうな面々のみが集まった。他の皆さんは、たまたま他の新年会に当たったとか、単に反応がなかったとかいったものが多い。これは久遠氏の人望の無さを表しているに違いない、と密かに思う俺様だった(っていうか自分の人望はどうよ?) 今、ふと思ったのだが、久遠氏は大阪だとか、札幌だとかいった遠隔地の人間にむやみに人望があるような気がする。一種の観光地人間なのかもしれない。富士山のように、遠くから拝むのが一番良いのかもしれないな。ってそれって人としてどうよ?(爆)
 まあともあれ、話して楽しい久遠氏と、一見寡黙だが一言一言が深いはるだぁ氏、かつて一世を風靡したうなずきトリオの流れを汲む俺様の約3名が、横浜の街に集結する事になった。
 集合時刻は17:00。その直前に集合場所のファーストキッチン(ビックカメラの正面)に着くと、すでにはるだぁ氏が待っていた。はるだぁ氏と暴走族がうるさくてねえ、などと話しているうちに、集合時刻を10分ほど遅刻して久遠氏が登場した。まさかファーストキッチンで新年会というわけにいかず、適当な店を求めて歩き出した。
 誰もが横浜に縁があるので、適当な店を誰かが知っているだろうと思っていた。ところが久遠氏はこの界隈に最近縁が無かったようで、またはるだぁ氏の記憶はかなり前のもの、そして最近通っているはずの僕は夜の街を知らないと、それぞれ肝心なところでいまいち頼りにならない。それでも、まあ大体繁華街の位置は分かるので、はるだぁ氏の記憶を頼りに店を探し、適当な焼肉屋が出しているしゃぶしゃぶ食い放題の看板を発見、そこに決めた。
 まだ18:00にもなってないので、店内には我々だけだった。よほど寂れている店かと思ったのだが、店は清潔で、また次第に客が増えていった。早すぎただけのようだ。
 ここでしゃぶしゃぶを食らいながらいろいろ話したが、例によってほとんどおぼえていない。メモしながら話せばよかったかもしれないが、まあそこまでして残すようなものでもないだろう。
 しゃぶしゃぶは90分だったので、19:00前には店を追い出されてしまった。結構お安く済んだ印象がある。
 さて、難民と化したおやじ三人は、おやじ狩りに遭う危険におびえながらも新天地を求めてさまよう。まだ時間が早かったので、とりあえず川沿いの映画館の1Fにある珈琲ショップに入った。ここで珈琲1杯で2時間近く粘るという暴挙に出た。迷惑な客だ。ここで久遠氏の新兵器、CASIO LV-10をしげしげと眺めた。1万円以下という超低価格デジカメで、VGAサイズの画像を内蔵メモリに貯蔵し、USBで転送するタイプだ。フラッシュを内蔵し、それなりにお得そうな印象がある。しかしアフタービューできないのは痛いな。またシャッターが下りたかどうかが電子音でしか知らされないというのも痛い。なるほど確かに便利そうだが、3万出して旧機種を買った方がいいように思った。
 この店でもまた喋くること2時間弱。さすがに閉店の時間となって追い出された。
 再度放浪する我々が見出した最後の地は、駅前の大通りに面した純喫茶店だった。まさか、横浜駅前にこんな店が生き延びているとは思っても居なかった。きっと、店主の趣味かなんかだぜ。なにせ、同種の店であるルノアールのように値段が異常に高いわけでもなく、ケーキセットで600円というところだ。
 ここでもいよいよ話が弾む。バンダイが出すというザクの話題や、70年代の狂気のような漫画、アニメを体験した我々にエヴァはなんというものでもない、などといった話題が飛び交った。いやあ、ザクは欲しすぎるぜ。
 さすがにここでお開きとなり、22:00の横浜で三々五々帰宅していった。今回もお安く楽しめた。