Strange Days

2001年04月21日(土曜日)

国宝探訪

23時50分 テレビ

 時間が22:00に移動した国宝探訪を見た。今夜の題材は「白描絵料紙理趣経」。平安時代末期に流行した、きらびやかに装飾された仏教経巻だ。厳島神社に平家が奉納した経巻と同類のものだ。
 この経巻の特徴は、経巻の下地に製作途中の絵巻物を使用していることだ。絵巻物の下絵と見られる線画が、そのまま残されている。この経巻の但し書きによれば、後白河法皇が製作を進めていた絵巻物が、法皇逝去により未完成となり、法皇を弔うべく未完成の下絵にそのまま経文を書き込んだという。だから下絵がそのまま残されているのだ。その線画の内容は、一見して源氏物語のような、絢爛豪華な王朝絵巻に見える。実際、そのような意見が多い。
 これに異を唱える向きもある。というのは、この下絵には、ふわふわした毛玉のような、異様なものも書き込まれているからだ。これは物の怪ではないかともいわれる。当時、平治の乱を始めとする戦乱が諸国に巻き起こり、公家政権は危機に瀕し、市中は度々戦火に巻き込まれていた。人心は動揺し、物の怪のような超自然的な存在が広く信じられるようになった。そうした流れの中にこの経巻もあるというのだ。しかし別の意見では、この正体不明の物体は、隠れ蓑を纏って隠身の術を使っている貴族の姿ではないかとする。
 この当時、宮中のあちこちを、隠身の術を使って密かに見回るという筋書きが流行した。恐らく、スキャンダラスな絵物語に使われたのだろう。後白河法皇は絵巻物の収集、製作に熱心で、こうした流行の素材にも熱心だったのだろう。
 絢爛豪華な平安絵巻にミスマッチな題材の気もするが、怨霊の類が頻出することを思えば、そうでもなかったのだろうか。

自転車用小物などを買いに

22時49分 自転車 天気:雨です

 連休中に、前に買ってあったオルヴィスの100mmニュートニアンを製作するつもりだ。今日はそのためのツールと、自転車用小物を買いに横浜に出かけた。
 ハンズに行き、まずは地下で自転車用ライトとリフレクタを探した。ライトはいろいろ見比べて、キャッツアイの単3*4で駆動するタイプを、リフレクタは同じくキャッツアイのLED*6付きのものにした。ここに来る前にヨドバシでNiMH電池*4を買ってあったので、これで使うつもりだ。
 上に登りながら、ニュートニアンキット製作用の工具を買い揃える。頑丈な厚紙に穿孔、工作するので、厚紙に使えるカッター、ハンドソー、目の細かいやすり、コンパス、定規などを買い集めた。なんか、余計なものも買い集めてしまったような......。
 帰宅して、ライトとリフレクタを取り付けた。ライト、今のライトの位置そのままにつけたのだが、そうすると並んで取り付けてあったサイクル・コンピュータと干渉してしまう。このサイクル・コンピュータを左に追い出した。今までのライトより明るくて頼もしそうだ。サイクル・コンピュータも、ケーブル長がギリギリなので、なんとかしてやらないと。ケーブル延長を検討中だ。
 ところでリフレクタの方だが、こっちはサドルパイプへの取り付け部品のサイズが合わず、取り付けできなかった。この部品だけオプションで売っているようだが、入手できるだろうか。
 こんな夜だが、一時止んでいた雨がまた降り始めた。今夜は試せそうに無い。