Strange Days

2001年09月01日(土曜日)

横浜ポタ

20時26分 自転車 天気:曇りっぽい晴れ

 みんなの歌で「よこはま詩集」なんちゅうのをやってるせいでもなかろうが、ここらで一発、横浜駅から山下公園近辺までを走ってみたくなった。横浜ポタリングというところでしょ。
 横浜中心部へのルートを検討した。一つは国道1号線を通るもの、もう一つは海に向かって環状2号を南下し、南側から関内方面に入るもの。後者はちょっとルートが複雑そうなので、今日は国道1号線を通ることに決定した。しかし交通量が多くて危険そう......。
 場合によっては輪行するつもりなので、BD-1で出かける。出かけるときに、ちょっと悩んだ。普通に走るのならば、フロントバッグは便利なのだが、輪行するときにバックパックを背負っていたりすると荷物を三つ(一つはBD-1)抱えることになって不便だ。ではバックパックのみにするか。ちょっと考えて、今日はフロントバッグのみにすることにした。各種ツール、雨具、カメラ、ロカティオ程度を積むのなら、これ一つで十分だ。何も背負わなくて良くなるので、体が楽なはずだ。
 昼前に出て、まずは戸塚まで長後街道を走る。戸塚の通称"開かずの踏み切り"を渡り、1号に入る(正確には長後街道との合流点から入っているのだが)。1号線は車道2車線、歩道もあるが細めの道で、自転車で走るのにはそう苦労はしないものの、飛ばすのが難しい道だ。女学生のようにゆっくりこいだ。
 大体、分岐でもまっすぐ進めばよいのだ。しかし大きく二つに分かれる地点に差し掛かった。ここでロカティオで位置を確認し、迷うことなくさらに進む。横浜は丘の街だなと改めて思い知らされた。坂を登り、下る。これを幾度となく繰り返す。
 やがて道路が太く、かつ複雑に絡み合うようになり、都心部に入ったことを感じた。そして、遠くにはみなとみらいの高層ビル群が目に入ってきた。
 BD-1をあちこちに向け(土地鑑が無いのよ)、とりあえず桜木町駅を目指して走った。JRの高架下を走る。どこまでいっても珍走団の落書きが目立つばかり。なんちゅう殺風景な通りだろう。
 やがて適当に海側への分岐を抜けると、すぐ目の前にランドマークタワーの威容が飛び込んできた。この辺は何度か歩いた場所だ。ランドマークタワーの根元のすり鉢状の広場で、なにやら大道芸が繰り広げられていた。
 さらに進み、新港埠頭のある出島に渡る。岸壁で釣りをしたりカップルでいちゃついたりする人々を横目に、海上防災基地のでかい箱を目指して走る。風が心地よい。ワールドポーターズを見つけ、その前に立っているでかい風穴を開けたホテルと、その向こうに見えるランドマークタワーをカメラに収めた。ここは、なんでもスケールがでかいなあ。ワールドポーターズにはいろんな店が入っている。が、安くはなさそう。
 一度旧市街側に戻り、県警前を緊張しながら走り(なんでや)山下公園へと向かった。山下公園は、幅が800mくらいある公園だ。芝生に寝ころがっている家族連れや、ベンチでいちゃついているカップル(畜生、呪われてしまえ!)が群れている。向こうの方に見えるのが「街道を行く」でも取り上げられた氷川丸。クラシカルでエレガントな貨客船だ。そこでミネラルウォーターを買い、フロントバッグの横に差しておいた。走りながら、時々止まってはちびちびと飲む。このフロントバッグ、本当に便利だ。ボトルケージがいらない。
 山下公園前のマックでダブルチーズバーガーセットを買い、山下公園の芝生に座り込んでおやつにした。鳩どもがもの欲しげに周囲をうろつく。意地汚い鳥だなあ。無視してポテトをほおばる。穏やかな風が頬をなでて行く。なんとも絶妙な居心地よさだ。
 さて、16:00も過ぎたことだし、帰ることにしよう。自転車を横浜駅に走らせる。途中、PCラボの巨大店舗を発見。PC関係もこの辺で充足できそう。線路の向こうへの渡り方が分からず、しばらくうろうろした後、横浜駅西口のハンズ近辺に出た。ハンズを冷やかし(今日は異様に人出が多かった)自転車を押して横浜駅西口に出て、地下鉄への降り口でBD-1を畳んで帰った。前半の坂が効いたのか、結構消耗した感じ。
 地下鉄に乗り込んで、しまったと思った。ハンズの近くにある自転車屋を見てくるべきだった。ちょうどロードレーサーが欲しいところなんだ。でも後の祭りだ。
 立場駅でBD-1を組み立て、自走で帰った。