Strange Days

2002年01月26日(土曜日)

間抜けな停電(自己責任)

23時00分 コンピュータ

 実は出かける前に、間抜けなことをやらかしてしまっていた。昨夜は帰るなり爆睡してしまったので、起き抜けに風呂に入った。風呂上りに体を拭いている時だった。手が主電源盤に当たった拍子に、主電源レバーをオフにしてしまったのだ。一瞬にして静寂に包まれる我が家。慌てて、常時運転中だったPC群を再起動してみる。WindowsなPCは無事だった。しかし、OS/2機は、ビデオボードが死んだらしく、なんの画像も表示できない。他は無事なようなのだが。さらに、離れた場所でモニタもキーボードも無しで運用していたLinux機その2も、なぜかは知らないが起動できてないようだ。pingが届かない。
 Linuxその2はともかく、OS/2機はメール処理に使っていたので、かなり不便だ。明日辺り、投売りしているG400辺りを買ってこようと思う。

サイクルサービスオオヤマ探訪&MR-4F受領

20時00分 自転車 天気:くもりのち雨

 今週末には天気が崩れるという予報だった。その通り、朝方から雲が多く、どんよりした肌寒い天気になった。
 今日はオオヤマさんまで新車MR-4Fを受け取りに出向き、ついでにBD-1の整備も依頼しようと考えていた。
 なんやかんやで出立は昼過ぎ。既に雲が低く垂れ込めている。明るいところがあるのが救いだ。帰り着くまで降らないでくれ。そう願いつつ、BD-1を戸塚まで走らせた。
 戸塚からJR東海道線で東京まで。ここから総武線快速(東京駅のはるか地下深くにある)で津田沼に向かい、徒歩で数分の場所にある新京成線新津田沼駅に。さらにいかにも私鉄私鉄している電車に揺られながら30分あまりで、目的地の五香に到着した。
 駅前でBD-1を展開し、少し走らせたところで、軒先に自転車を並べた店舗を発見。そこがサイクルサービスオオヤマだった。そんなに広い店舗でもないが、スポーツバイクを中心に品揃えはなかなか。オオヤマさんには何度か世話になっていたのだが、実際に店に足を運んだのは初めてだ。
 ちょうど、ママチャリに乗ったおばさんが、空気圧の調整かなんかのために、若い店員に声を掛けたところだった。ふつうの町の自転車屋という光景だ。用件を告げると、奥の帳場にいた店長に声を掛けてくれた。その人が大山さんだった。意外に若い(30代?)方で、漠然と50代の人を予想していた僕は、ちょっと驚いた。
 大山さんはさっそくMR-4Fを見せてくれる。うむうむ、やはりカコイイ! しかしいくつか疑問があったので、その場で尋ねてみた。まずエアサスの設定はどうするのか。これは体重で一意に決まるものらしい。GIANTが付けているマニュアルには、その辺のやり方も書いてある。しかし、エアサスに空気を入れる時、一瞬のうちにかなり空気が抜けてしまうのには驚いた。気室がタイヤに比べてはるかに小さいせいだろうか。バルブを外した瞬間に、20PSIほども下がってしまうのだ。これはまあ、多めに入れて勘で調節するしか無いそうだ。
 もう一つ、折りたたみ方だ。大山さんもMR-4Fに関してはまだやったことがないという。なんでも、仕入れたものの大半は通販で売れたので、すぐに発送してしまったためらしい。大山さんも見たいというので、その場でMR-4F輪行形態化を試みる。
 まず前ホイール、サドルを抜く。BD-1のように何も抜かないで折りたたむことは出来ない。次にエアサスとダウンチューブ(?)をつないでいるクイックを外すと、後ろホイールが下回りに前側に折りたためるのだ。前フォークに、後ろタイヤがすっぽりはまってしまう。これには感動。フレームがかなり小さくなるので、確かに持ち運びが楽そうだ。まあ、外してしまった前輪、サドルを忘れる危険性は付きまとうが。サドル周りはふつうのものが使えるのでなんとかなるにせよ、ホイールは24インチと特殊なサイズなので、結構困りそう。ちなみに、ホイールは前後ともエアロホイールだ。
 フレームを折りたたんだまま、輪行バッグの中に立っているピラーに、シートチューブを被せ、クイックで固定する。しかし、この状態ではジッパーが閉まらなくて収まりきらないのだ。四苦八苦しているうちに、大山さんがフレームの入れ方が逆であることを発見、ようやく収めることが出来た。直感的な方向ではダメなのだ。
 MR-4Fのペダルを、安いのでいいからSPDの両面ビンディングタイプに替えたいと希望すると、大山さんは太っ腹にも無料で差し替えてくれた。これは得した。
 MR-4Fに関して一区切りしたので、次はBD-1の相談だ。整備のために預けるのに併せ、クランクを今の170から167.5にし、さらにBBも105くらいのものにしたいと希望した。取り寄せに時間はかかるが、クランクだけ取り寄せて安く上げてくれるということになった。これで、BD-1はとうとう全てのコンポーネントが入れ替わることになる。
 MR-4F+輪行バッグの代金102000円を支払い、オオヤマを後にした。もちろん、MR-4Fにまたがってだ。忘れて徒歩で帰ったら大笑いだ。
 実は、新京成線に揺られながら、五香経由で帰るより、少し走った東松戸から帰った方が楽そうだと睨んでいた。武蔵野線が京葉線と連絡しており、東京直通もありそうだからだ。したがって、数キロ離れた東松戸駅に向かった。その道中、MR-4Fの性能の片鱗をうかがった。走りはとても軽い。新車ということもあるのだろうが、ロードバイク並、いや少なくともTCR-2よりもなお軽い。ホイール系が24インチと小さめで、また幅1インチと狭いためもあるのだろう。ダッシュも走行感も軽い。また振動が意外にマイルドなのも良い。エアサスの感覚は奇妙で、前ホイールへの振動はダイレクトに来るのだが、後ろへの振動は巧妙に丸められ、非常に楽になる。サドルにシートサスを着けた感じだ。ハンドルはストレートタイプだが、幅が狭いのですり抜けが非常に楽だ。車道を突っ走るのも、歩道を行くのも、どちらも楽だ。なんてったって、リアサスの感触がたまらない。走りながら、笑いが止まらなかった。これは良い。
 サスペンションによる登坂アシストだが、これはいまいち感じられない。リアサスのセッティングを詰める必要がありそうだ。ダンシングも、まあ出来なくはない。
 やがてJR東松戸駅に到着。駅前の駐輪のひどさには参った。歩いて中に入るのも大変なくらいだ。住民は、なんとも思わないのかね?(思ってないんだろうが)
 ここで、さっそく輪行バッグに収納だ。さっきは大山さんと二人でやったのだが、今度は一人なのでやや手間取る。しかし、前輪、サドルを含めて、なんとか収めることが出来た。これらをフレームに固定するベルクロが必要だと感じた。
 東松戸からは、思った通り東京への直通便が出ていた。少し待ってそれに乗り込む。バッグに入れるのには少し手間取るが、入れてしまえばBD-1とさして代わらない大きさになる。フルサイズのバイクを輪行する大変さを思うと、もうTCR-2で輪行することは無さそうだ(緊急時のエスケープくらいか)。
 唯一、ハンドルバーは収められないので、かさばるのが気になっていた。しかしこれも、ヘッドを緩めて90度回転させると、かなりすっきりしてかさばらなくなる。
 輪行バッグにはキャスターが着いていて、押して歩ける。2輪式なので安定性は無いが、無いよりはあった方が圧倒的に楽だ。実際、地獄のような深さにある京葉線ホームから、はるかに離れた東海道線ホールまで歩くのに、BD-1を担ぐよりはかなり楽だった。
 帰りは、戸塚辺りから自走しようかとも思っていたのだが、生憎なことに川崎辺りから雨が降り始めた。結局、輪行バッグを担いだまま家まで帰った。
 帰宅して、MR-4Fを輪行バッグから出して、標準添付品と、手持ちの使えそうなパーツを着けてみた。大山さんの話では、従来は自転車に工具を添付していたのを改めたのがGIANTだったのだが、このMR-4xにはなぜかいろいろ着けているという。確かに、今まで買った自転車の中では、添付品が一番豪華だ。まずサドルバッグ。それもフレームとのマッチングを考慮した、黒と黄色のツートンのもの。さらにマルチツール、タイヤレバー、予備のチューブが収まる。その上、インフレータ-、エアサス用ポンプまで着く。要するに、MR-4Fを買えば、他にあまり買い足す必要はない。
 どうしても必要なリアリフレクタは、標準のパッシブ式のものではなく、キャットアイのフラッシング式のものを着けた。場所が無いので、サドルバッグの真下、シートポストに着ける形になった。ベルはわざと前後逆につけ、手前側に取り付けることでライトと干渉しないようにした。ライトはその隣。サイクロコンピュータは適当なのが無かったが、これは明日にでも買いに行こうと思う。さらに、ボトルケージには、TOPEAKのエマージェンシーキット付インフレータを取り付ける。フレームに干渉するので、思い切り良く一部を切断してしまった。これがあれば、マルチツールは要らなくなりそうだな。
 ゴールデンウィークには、これでまたしまなみ海道を走りに行こうと思う。