Strange Days

2002年06月28日(金曜日)

グリップを換える

23時00分 自転車 天気:くもりだったり雨だったり

 夜になったが、MR-4Fのグリップをスペシャライズドの物に替えた。標準のものは握りやすくて不満は少ないのだが、見た目が安っぽすぎるのと、エンドバーを着けたかったので、交換に踏み切った。
 実はパーツは遥か以前に揃えてあったのだが、グリップ交換の面倒を考えると、なかなか踏み切れないでいた。しかし、BD-MLですずきなおし氏から「竹串を使うと良い」という投稿があり、その手で行こうと考えた。グリップとハンドルバーの間に竹串を差し込み、隙間にチェーンクリーナーをたっぷり吹き込む。そしてぐりぐり回しながらクリーナーを行き渡らせると、一気に動くようになるのだ。これで、左右の握力ゼロという状態になることも無く、グリップをきれいに交換できた。着けたグリップは黒が主で、末端が黄色く縁取りされているタイプ。黒基調に黄色いアクセントが入ったMR-4Fには、これが似つかわしい。さらに黄色いエンドバーも着け、坂道に備えた。
 改装なったMR-4Fをバイクスタンドに吊ると、うん、カコイイぞ。なんとなく坂にも強そうになったから、印象というものは不思議なものである(笑)。

西日本では水飢饉だげな

22時00分 思考 天気:くもりだったり雨だったり

 関東ではくもりの日が多く、また肌寒い日が多かったので、今年は梅雨らしい梅雨だなあなどと思っていたら。
 新聞によれば(正確には新聞社のウェブサイト)、西日本では水不足が深刻化しそうなんだとか。関東も楽観は出来ないなあ。今年は給水制限まで行くだろうか。
 それにしても、水不足の真の原因は、雨量の低下だけなんだろうか。自然保護団体は「違う」と行っている。河川沿いの開発が進んだため、貯水機能を持つ森林が減り、水を効率的に利用できなくなったからだというのだ。それが本当なら、河川域に対する植林事業を進めるなどの行政が必要になるだろ。しかし、短期的にはダムを作るべきという行政側の主張も、直感的には分かりやすい。しかし、既にダム建設は市民の拒否反応を生みやすく、思い通りには進まないという現実もあるわけだ。長野県の田中康夫知事なんぞ、そういう市民層に乗っているようにも思える。
 しかし、一番疑問なのは、果たして現在の水利用は効率的か、ということだ。現在、水の利用は、どころか水の確保(つまりダム建設の段階)から、目的別に進められている。農業、工業、飲用、などなど。下流に引かれた水も、その目的別の施設によって一定量ずつ処理される。ここで無駄が生じてないだろうかと、僕は怪しんだりするわけだ。例えば農家の軒数は毎年減少しているのだが、それに見合った使用量になっているのだろうか。鉱工業に供される水資源も毎年の増減に合わせているのだろうか。さらにいえば、僕にとって第一の問題になる、飲用水も効率的に供されているのだろうか。
 前にテレビで見たのだが、水利権の関係で、行政区画ごとに水供給の元ががらりと変わることがあるのだそうだ。同じ川から引いているにも関わらず、ある行政区画は断水に追い込まれているにも関わらず、隣り合った(本当にその隣の家から)区画では平常と同じく使える、という状況があるものらしい。まあ水利権なんてヤクザの飯の種みたいなもんだから、簡単には手を出せないのだろう。しかし、こういう現実を見ると、僕らは行政側から力を奪いすぎたのかなと思わなくもない。こと単一資源の分割効率という問題を取り上げれば、強力な行政によるトップダウンの方が効率的なはずだ。もっとも、官僚自体がヤクザ化しつつあるのがこの国の現実だから、どのヤクザにお出まし願うかという程度の問題なのかもしれないが。
 ふと思ったんだけど、「風呂場税」なんてどうだろうね。アレはあるだけで水を使いまくる代物だから。そんな法案を提出したら、それだけで落選運動の対象にされそうだ(笑)。今の有権者が、生活を不便にしてまで自然保護、行政の効率化を支持するとは思えないからな。