Strange Days

2002年06月29日(土曜日)

BD-1のW化完成

23時00分 自転車 天気:くもり~雨パラパラ

 どうやら地下鉄に乗っている間に一雨降ったらしい。立場駅から出ると、地面が濡れていた。が、ちょうど止みかけたところだった。その隙に、MR-4Fを担いだまま急いで帰宅した。帰宅し、またMR-4Fを組み立てていると、再び雨が降り始めた。ホッ、今日はタイミングよかった。
 さて、MR-4Fトリプル化の片がついたので、BD-1のW化を完結させよう。
 BD-1は、チェーンリングを52/42のダブルにして、手でかけかえながら使っていた。これはこれで便利だが、やはり手許で随意に変速できないのは不便だ。そこで、neko氏からikd製のFD台座等を借用して、ダブル化を試みていたのだが、二つ問題があった。
 まず、FDの調整の方法がわからない。調整ボルトを動かしても、思った通りに調整できなかったり、ぜんぜん動かなかったりして、一月くらい悩んでいたのだ。もう一つは、FDへのシフトケーブルのアウター台座をどうするかということ。これが無ければ、アウターとインナーの引きの差で変速を実現するFDは動かせない。
 前者は、MR-4Fのトリプル化の過程でやっと分かった。場合によるようなのだが、調整ボルトを動かしたときは、一度ギアをチェンジしなおさなければ、有効にならない場合があるようなので。これに気づいてからは、調整作業そのものはスムーズに出来るようになった(調整が微妙というのは変わらないが)。
 後者も、昨日の夜によくよく台座を眺めていると、おや、この「アウター受けを着けるための台座」と思い込んでいたボルトに、穴が空いている、と気づいた。これがアウター受けそのものだったのだ。よく見れば、MR-4FのFDバンド(こいつは直付けFDをバンドで取り付けているのだ)と同じだ。フレームにアウター受けがついてるものしか見たことが無かったので、自作しなけりゃならないのだと思い込んでいたのだ。
 ともあれ、2点とも解決したので、さっくりFD取り付けを完成させた。
 まず、FD台座の位置を決める。これはシュパーブプロの説明書を見れば簡単だった。フロントトリプルに比べれば、夢のように簡単だ。が、問題はあった。インナー・ローの位置では、FDの内側がフレームに当たってしまうのだ。これは、FD内側の外面をやすりで削るという荒業で乗り切った。これでもチェーンが当たってしまうが、前に和田サイクルで入手してあったBBスペーサー2.5mmを右にだけかませるとほとんど解消された。インナー・ローでだけ、フレームに微妙に当たる。が、許容範囲だ。
 次にフロントシフターを取り付ける。グリップを左右とも新しいものに換え、レバー類をちょっと中に寄せ、グリップ部を広くとった。シフターは、XT化のときに買ったSRAMのグリップシフトの左が余っていたので、これをそのまま流用。前に比べて、ずっとバランスが良く、見た目が美しい。
 アウターはトップチューブ、ダウンチューブの下面を這わせ、BB下部を回して、後ろフレームとの間を通してつなげた。左クランク側から出すと、クランクに巻き込まれる可能性があった。この取り回しで、実用的には問題が無く、また折りたたみに支障がないはずだ。ケーブルはインシュロックで固定した。遊びは少ないので、走行中にずれてシフト性能に影響する可能性は少ないだろう。
 とりあえず、室内でカチカチ変速する限り、問題はない。雨なので走れないが、後は調整だけで済みそうだ。
 これで長かったBD-1の改造歴も、とりあえずの終止符を打てそうだ。でもサドルを替えてスプロケットをロード用に変えたい気もする(まだやるんかい)。

フロントトリプル化MR-4F試運転

20時00分 自転車 天気:くもり~雨パラパラ

 ずっと雨続きの天気だったが、今日はようやくのくもり。それも午後からは雨になるのだという。明日も雨っぽいので、結局三浦半島行きは中止し、横浜まで自走することにした。
 昼過ぎに、MR-4Fで出動。今日はサドルバッグは着けず、直接輪行バッグを吊った。荷物はブラックホールのヒップバッグに入れて背負った。雨具、工具、カメラなど。
 戸塚方面に走り、東海道線を越えて、延々と環状2号との合流点を目指して走った。平坦な道だったが、変速系、ハンドル周りともに不具合はない。
 やがて環状2号線との交差点に掛かった。環状2号は、舗装が行き届いて走りやすい道だった。しかし、なんというか、アップダウンの激しい道でもあった。
 何度か、10%超の坂に差し掛かったが、フロントをインナーに落とし、リアもロー側に落とすと......。わはははは。なんというか、こんなに楽でいいの? 脚をくるくる回すだけで、坂道をするする登ってゆける。エンドバーも有効で、姿勢がかなり楽だ。
 もう一つ、クランク長を165mmまで詰めたというのも効いている。BD-1を167.5mmに詰めたときには、170mmとの差は、「む、楽かな?」という程度しか分からなかった。しかし、165mmともなるとその差は歴然で、脚がらくらく回ってくれるのだ。しかし、踏み込みがややきつくなった気もする。これは、クランク長の変化に伴い、前支点が手前に寄り、膝が直角を保てなくなったせいかもしれない。サドル位置の再調整が必要になりそうだ。しかし、トータルとしては、明らかに楽。TCR-2なんぞも165mmにしたくなった。
 やがて、磯子で海岸を走る道と合流。横浜を目指してゆく。海沿いではなく、本牧側に進路を取った。交通量が増えてくる。
 やがて、山の手のトンネルを抜け、クレイジーダボの近くに出た。クレイジーダボに寄ると、なぜか女子高校生の団体が襲撃しているところだった。なんだったんだろう。
 クレイジーダボを冷やかし、元町をMR-4Fを押しながら歩いた。石畳の道は、MR-4Fにはうれしくない道だ。こういうところでは、BD-1が向いてるんだよな......。そうだ、BD-1のFD取り付けを完了させないと。
 途中、浪漫館横濱というとんかつ屋さんの店頭でカツサンドを買い、シンボルタワーまで走った。シンボルタワーの人では物凄く少ない。これ、ワールドカップ効果?(違います)
 シンボルタワーの根元のベンチで、ささやかな昼食。サンドは280円で、すこぶる美味しかった。しかし、二つくらいは買うべきだったな。
 まったりしながら、携帯でカナ支部サイトにアクセスする。おや、にち氏とすずきなおし氏がレンガパークで待っているらしいぞ。さっそく、MR-4Fを飛ばし、山下公園経由で赤レンガパークに向かった。
 到着したのは14:30頃だった。既に停泊中の海王丸の一斉展帆は終わっていた。自転車を入り口に係留し、中に入ってみたが、人出がはなはだしく、にち氏らは見つからない。と、そのうちに雨粒がぽつぽつと顔に当たり出した。やむなく、関内まで走り、MR-4Fを改札口まで担いで下ろし(なんだと思われたことだろう)、畳んで輪行で帰った。MR-4Fで良かった。ロードバイクだと、こう簡単には行かないからな。邪魔だし。