Strange Days

2002年07月13日(土曜日)

TCR-2の大掃除

22時00分 自転車 天気:雨だか曇りだか晴れだか

 雨に濡れまくったTCR-2を、まだ日があるうちにばらして、隅々まで清掃した。
 BBに水が溜まる話を聞いていたので、BBまでばらすことにした。チェーンを切り、チェーンホイールを外し、BBを抜いた。すると、確かに水がちょろっと落ちてきた。確かに溜まっているのだな。BB周りをきれいに清掃し、グリスアップする。
 チェーンも良く洗い、その他の細部も出来る限り汚れをふき取り、ワックスがけした。前後ホイールも、リム部をソフトストーンで磨き上げた。全部組み上げると、もう記念撮影したいくらいにピカピカだ。しかし、どうしてもチェーンはすぐに汚れてしまう。こりゃあ、超音波清浄機でも買おうかね。

三浦半島周回リベンジ......また失敗!

14時00分 自転車 天気:雨だか曇りだか晴れだか

 朝、4:30に起きる。夜はかなり明けている。雲は多めだが、天気予報によれば降水確率は日のある間は10%とのこと。気になるのは、18:00以降は50%と増えていることだ。
 今日は、たか氏、かぜはるか氏とともに、三浦半島周回に挑戦することになっている。先週、時計回りルートでの単独行に失敗した僕にとっては、屈辱を晴らす絶好の機会だ。
 今回は、一番長距離を走って、一番疲労の少ないロードバイク、TCR-2で出動だ。最初、輪行装備は持っていかないで、かつ晴れなら雨具も持っていかないで、ウェストバッグ一つで出かけるつもりだった。しかし、雨も考えると、どうしたって最低ヒップバッグは持っていかなければ。
 ブラックホールのヒップバッグに雨具、輪行装備を入れると、目一杯になってしまう。雨が降りそうなら、途中でエスケープしても良いのだ。雨具は諦めて、しかし日差しの無さそうな今日は背負うほうが楽だろうと思い、クェーサーを背負ってゆくことにした。
 例によってうだうだしているうちに、出発の時間が迫ってくる。タイヤの気圧をチェックし、出発した途端、雨粒が顔にポタポタと。をいをい、もう雨ですか? 慌てて引き返し、やはり雨具を放り込んできた。
 このどたばたのせいで、集合地点の高鎌橋到着は7:00を数分過ぎた頃になった。雨はまだ降っている。が、激しくはない。
 高鎌橋の下流側に到着すると、上流側で待っているかぜ氏の後姿が見えた。車の流れ越しに声をかけるが、なかなか届かないようだ。三度呼んで、やっと気づいてくれた。
 かぜ氏が渡ってきてすぐ、たか氏も到着。やはり、雨具を取りに戻って、遅れたようだ。ともかく、雨はこの程度なので、決行することにした。
 僕が先頭を引いて、境川サイクリングロードを下ってゆく。すぐに雨は止むだろう、一過性のものだろうと考えながら。
 たか氏と話しながら並走する。さすがに雨中に散歩する人は少なく(でもいる)、かなり走りやすい。気がかりは、タイヤがスリックであることだ。
 たか氏に、「そのポジションは苦しい」と指摘される。やはり、横から客観的に見ると、そういうことも分かるのか。ハンドルが遠すぎる気はしているのだが。早急に、きちんとしたポジションを出さなければならないと思った。
 藤沢市内の国道に合流し、江ノ島へと向かう。雨は止むどころか、徐々に雨脚を強めている。上半身はずぶぬれだ。
 市役所の近くを通過したところで、たか氏が「今日は中止しよう」と提案してきた。うむ、この雨では、続行は危険だ。そのうちに雨が上がる方に賭ける道もあるが。ともあれ、雨の江ノ島商店街を抜け、海岸の道を潜る地下道に避難した。
 ここで、本当に中止するかという話になった。たか氏は「続行するというのなら続行する」。かぜ氏は「どっちでもいい」。後は僕次第。うーん、と悩むが、この時点ではまだ雨の害をそれほど感じてなかったので、鎌倉まで走って、そこで決めることにした。
 再び、鎌倉へと走り始める。車の量は雨にもかかわらず多い。白線に乗らないように、その横5cmを走るつもりで、ペダルを回しつづけた。そんな我々を嘲笑うが如く、雨脚はますます強まる。なぜだ、降水確率20%じゃないのか! なにか、三浦半島の神に呪われているような気分だ。
 レインコートの上だけ羽織っているのだが、下半身は無防備だ。とうとう、SPDシューズの中にまで侵入してきた。これがもう、気持ち悪いのなんの。とうとう、ここでギブアップする決意を固めた。
 鎌倉への入り口で、自転車を停め、ギブアップを宣言。三浦半島周回は、またしても中止とあいなった。うぉぉ、なんという屈辱、そして挫折感。
 とりあえず、雨が上がるまで雨宿りしようということになり、ガストに入った。ドリンクバーと往復ながら、自転車やその周囲の雑談をしながら、天候の回復を待った。かぜ氏も、僕と同じくTREK5200を狙っていたようだ。ところが、たか氏の話によれば、こいつはアルミフレーム並に硬いんだとか。その代わり、ALANのフレームは柔目だとか。
 サプリの話も少々。そんなもん、VAAM飲んで飯食ってりゃいいだろうと思っていたのだが、講習会にまで出かけたたか氏の話は、やはり気になる。とりあえず、アミノヴァイタルを試してみようかなと思った。
 11:00前になって、ようやく雨が上がった。この時刻から続行する気分にはなれない。まだ濡れた路面を注意深く走り、来た道を戻り始めた。やけくそで、飯田牧場に寄る。三浦半島周回ツアー改め、アイス味わいツアーだ。
 高鎌橋まで走り、ここで解散。サガミに行くというかぜ氏をかまくらみちまで先導し、ここでお別れ。不完全燃焼のまま、帰宅した。
 なにか、三浦半島の神に弄ばれているような気分だ。今度こそリベンジしてやる。