Strange Days

2002年07月07日(日曜日)

BikeEで突っ走れ 境川遡行

22時00分 自転車 天気:晴れ(雲は多いけどね)

 昨日は敗北感に打ちのめされた一日だった。自分の限界があんなに低いとは。気分的にそのリベンジに打って出たかったから、今日はTCR-2で再挑戦しようかと思っていた。が、神奈川支部の掲示板でたか氏が「来週周回するから付き合わんかね」と書き込み、それに乗るのが良さそうだと思ったので、今日のリベンジは延期だ。三浦半島、命冥加な奴め(いや、たぶん僕の方が)。
 しかし、昨日の敗北感を払拭したい。というわけで、ベトナム戦争の敵をグレナダで討ったアメリカのように、今日はBikeEでツーリングに出かける吾輩であった。
 BikeEたんで楽なのは、わざわざレーパンを履かないでいいことだ。あの股間を締め上げる感覚は、時間が経つにつれてつらくなってくる。
 BikeEには数日前にマッドガードを取り付けてあった。しかしリア側の取り付けが甘く、悪路を走るとガタガタいう。あまつさえ、取り付けボルトが緩んでくる。とうとう、途中で取り外してしまった。完全に締めるには、ホイールを完全に外さなければならないのだが......。
 空は青く、風は強い。南風のはずなのに、なぜか強い向かい風を感じながら、進路を北に取った。今日はラッテを再訪したい。それと、相模原にあるサイクリング用ウェア専門店を訪問したい。
 とろとろと、25km/h以下で走りつづける。脚は昨日の疲れもみせずに回ってくれる。なぜだか絶好調だ。BikeEはアップライト並みの前面投影面積のはずなのだが、なぜだか風があまり気にならない。アップライトのように風に向かってゆくのではなく、風を上に逸らすように感じるのも一因なのかもしれない。
 R246を越え、やがて町田に差し掛かる。この辺の意地悪なモーターサイクル止め(というか自転車止めに等しい)に難儀しながら、町田を越える。ここからは人手も少なく、快適に突っ走る。しかし、西岸ではすぐに舗装が途切れるので、やむなく東岸に移る。
 やがて、とうとう両岸とも舗装が途切れた。地図とGPS携帯で位置を確認。例の常盤橋の近くのようだ。一度、横浜線に向かって走り、線路を越えるランプを越した。
 相模原駅に向かって、横浜線沿いに走る。道は1車線で、やや不安になるくらい店も少なかったが、地図によれば間違いない。やがて、沿道にビルが増え、道も2車線ずつに広がった。ほどなく、道の東側に目当ての店を発見。バイシクルウェアショップ・ザマ。その名の通り、自転車用ウェア類をメインにしている奇特な店だ。レジでは店主らしき男性が、PCに向かっていた。品揃えはやはり豊富で、サガミのアパレルフロアを圧縮したような感じだ。モノによってはサガミより安そうな感じもする。あいにく、これといって入り用なものは無かったので、今日は買わずに出た。
 さて、これからどうしよう。時刻は15:00過ぎで、まだ日は高い。だが、昨日今日と連続で走ったせいで、やや疲労を感じる。今日はリカンベントだしな。新しい店も訪問したし、引き返すことに決定。
 駅近くのロッテリアでカツレツバーガーセットを買い、帰り道で食おうと思いつつふらふら走り、境川へとあてずっぽで向かった。やがて行き当たった地点は、因縁の常盤橋。この上流の工事はまだ終わってないようだ。橋のたもとに座り込み、さっき買った帰りの燃料を腹に収めた。
 細い橋で、1車線しかないから、待ち合わせで交互に通ってゆく。びっくりしたことに、バスすら通ってゆく。明らかに路線バスだ。さすがカミカゼ神奈中。
 一度、川沿いの住宅街を走り、やがてまた舗装区画へと出た。そこからは順調に南下してゆく。今日も南風が凄い。だが、BikeEだとなぜか気分的に楽なのだ。アップライトだと、風に煽られると上体を支える筋力も変化させなければならないので、ややつらく感じるのだが、リカンベントではそうでもない。
 R246を越して、さらに南下しているときだった。向こうからロードレーサーを引き連れたやけに低い自転車が......。をを、なんとBikeEだった。あんな風に見えていたのか。こっちがBikeEに乗っているときに、他のBikeE乗りに会ったのは初めてだ。思わず、手を振り交わす我々だった。
 風の中、順調に走りつづけ、ダイクマに立ち寄って帰宅した。今日はずっと足をくるくる回すだけで進めたので、非常に楽だった。