Strange Days

2003年12月28日(日曜日)

近場をうろうろの一日

00時00分 自転車 天気:いいなあ

 朝、元気に目覚める。横浜から直送した荷物が未着なので、サイクリングジャージの類は無い。一応、インナー型のレーパンは持ってきてはいるのだが。あまり遠出する気分ではないので、近くをうろうろすることに決定。
 MR-4Fを駆り、まずは中通りへ。例年、ここでモリスの中華そば(ラーメンというより、まさに中華そばという感じだ)を食すのだ。まだ昼前だったからか、並ばないで座れた。大盛りといなり寿司を頼む。こんな狭い店なのに、やたらバイトが入っていて(3人)、親仁の体力低下を補おうという意図かと思えた。
 ここの中華そばは、(何度も書いているが)横浜で猖獗を極める家系とは対極にあるものだ。まず盛り付けがぞんざいで、ショーアップの意図の片鱗すらない。味にも作為が少なくて、何種類かの旨味成分をそのままあわせたような塩梅だ。基本的に塩味なのだが(カウンターの前に塩の入った調味カップがあって、親仁がぞんざいにバサッと叩き込んでいる)、旨味が凄く効いていてしょっぱさを感じない。だから、毎日食べても飽きないし、お腹に堪えないのだ。ここは近所の住民(主に他の店舗の従業員)に食を提供するのが主任務なので、こういう味付けになっているのだろう。極度の作為に満ちた家系に慣らされてしまった身には、ホッとできる店だ。考えてみれば、地方地方にはこういう店があるはずなのだ。でもそういう店は雑誌に取り上げられるインパクトが無いし、取り上げてもらいたいという意思も無いしで、ただの旅行者には見つけにくいものだろうと思う。それを掘り起こすのがラーメンマニアには楽しいんだろうな。などと別段ラーメンに熱意を抱いているわけでもない僕が推測してもしょうがないが。
 母の話では親仁の息子さんが継いでくれることになったそうで、まだまだ続けてくれるのだと思うとホッとする。
 帰りに、同じ通りにある福住で、フライケーキというこれも隠れた名物を買って帰った。揚げたてがヤバイ位激ウマの揚げあんパンで、濃い目のお茶があれば際限無く食せそうなものだ。帰って5個食ったら、なんだか眠くなって寝てしまった。ってお子様かい、俺は。