Strange Days

2003年03月30日(日曜日)

ビューポイント4月馬鹿オフ&花見

00時00分 自転車 天気:いい感じに花曇

 にち氏から、おの氏らと花見をするという情報を得ていたので、11:00に武蔵小杉に向かった。今日の相棒はトレンクルである。買ったまま放置してあったユニコのブレーキランプ兼用フラッシュライトを取り付け、さらにドイターのボトルケージ内蔵(というか兼用というのが現実)サドルバッグを着けたこいつは、使い勝手が赤丸急上昇中だ。
 横浜駅での乗り換えの際、うっかり相鉄口に出てしまい、東急改札までとぼとぼ歩く羽目になった。その上、武蔵小杉駅に着いたら、改札が二つある。事前情報ではそんなことは書いてなかったが......。一方がJR乗換え口と書いてあったので、てっきりこっちは出られないだろうと思い、逆の方に出た。なんでも、キオスク(というのは駅売店のことだろうと了解していたが)の類がぜんぜん見つからない。これはしまった。逆方向だったか。早速トレンクルを組み立て、駅の反対側へと回りこんだ。さっきの乗り換え口を見る。いや、誰も待ってないようだが。神奈川支部の掲示板を見る。おや、おの氏のメッセージが増えている。それに拠れば、さっきの改札口を出て右だとか。でもいなかったよな。もしかしてJR側? 階段をえっちらおっちら登ってみたが、やはりそれらしい一団はいない。やっぱり東急だろうなあ、と、さっきの乗換え口にまた向かう。そしてさっきよりさらに改札に近づいたとき、気づいた。改札を出てすぐ右に売店があり、そこに見慣れた顔が待っているのを。さっきこの改札をのぞいた時、死角になっていて見えなかったのだ。
 合流して、まずはおの氏の自転車倉庫を拝みに......では無くて、ViewPointを取りに向かった。駅間近のレンタルスペースだ。これは便利そう。今日は花見ということで、おの氏、にち氏、その松女史、こぐ氏、そして僕が参集した。が、どうも裏目的として、このViewPointを使った企みが進行しているようだ。ははあ、あれかな......。
 にち氏はスティールガットのフォークギターを抱えてきていた。背負ってきた荷物をViewPointに載せ、にち氏はギターを抱えてストーカー席に座った。ちなみにこのViewPoint、ストーカー(火夫の方な)が前で、リカンベントポジション、しかも足を止めてもキャプテンのクランクには負荷が掛からないという設計。一方、キャプテンは操縦しなければならないし、ストーカーがクランクを回すと、キャプテンも同期して回さなければならないという素晴らしい設計らしい。ストーカー席は事実上お客様席なのだ。
 多摩川に向かう間に、惣菜屋で昼食を仕入れておいた。それから多摩川に乗り出す。
 多摩川を走るのは、去年のロングライド以来だ。荒川より道幅が狭く、人は少ない。が、延々と走れるのは良い。
 ここで、にち氏は念願の車上コンサートを開始。聴衆は通りすがりの人々だ。まさか、本当にやってしまうとは。拓郎系(僕の知らない世界だ)の歌をかき鳴らし、おの氏と歌いながら走る様は、なんとも笑いの止まらない代物だった。残念なのは、自転車道が野球などをしている人々から遠いので、あまり聴いてもらえなかったことだ。それでも、自転車で行き違う人々、道沿いに歩いていた人々が驚く様には、これまた笑えるものがあった。こりゃあ、もっと群集に近い荒川での本番が楽しみだ。
 リハーサルは、大きな技術的問題もなく、すぐにでも実行できそうな手ごたえを感じさせるものだった。いやあ、楽しみだねえ(って本当に荒川でやるの?)
 トレンクルで多摩川を走るのは楽しかった。昨日の三浦周回の疲労は残っていたが、それほど堪える行程ではない。やがて二子玉川近辺で市街地に向かい、丘の上の墓地で花見となった。桜は三分咲き程度。まだ本番ではない。しかし、花見客がその分少なかったので、結果的にはこれで良かった。
 花見の後は、こぐ氏はここで分かれ、残った一行で来た道を走って戻り、また武蔵小杉駅に。ここでおの氏が、今日のネタ(デジカメ画像)をCD-ROMに焼いてにち氏に渡すということになり、駅前のコーヒースタンドでまったり過ごす。やがておの氏がやってきて、CD-ROMの受け渡しを恙無く見届けたので、僕は帰宅することにした。トレンクルの輪行は楽だが、長距離を持って歩くことを考えないとなあ。