Strange Days

2003年05月02日(金曜日)

羽村に行って来た

00時00分 自転車 天気:かなりの晴れ

 今日も今日とて自転車三昧な日々だ。今日は少し遠出して、羽村まで足を伸ばそうと思った。
 羽村は多摩川の上流にある。多摩川サイクリングロードの果てる場所だ。神奈川支部において何度も試みられた多摩川周回の折り返し地点が、この羽村なのだ。今日はR16経由でそこまで走ろうと考えた。
 帰路で輪行する可能性も考え、MR-4F改で出ようとも思ったが、なんとなく気分的にTCR-2になった。
 9:30頃に出発。市道環状4号、R16と入り、横浜線を横目に北上して行く。風を背負って、とても快調だ。やがて橋本の5差路に差し掛かった。ここをどうパスするかが常に問題だった。八王子方面に抜けようとすれば、右折レーンに入るしかない。しかし交通量の多いここで、自転車で右折レーンに割り込むのは危険な行為だ。まあ順当に左折して、信号を探して町田街道まで行こう、などと考えつつ5差路の脇をふと見ると、地下道の入り口がある。そこを除くと、ちゃんと自転車が通れるようなスロープになった、立派な地下道が、各方面へと延びているではないか。ああ、これで安心。R16号本線方面に抜けて、再び自転車を走らせた。
 やがてR16は途切れる。えっ? 町田街道に突き当たっていたのだ。実は、バイパスの下(というか脇)を通ってきたのだが、途中でR16本線は分岐していたのだ。しかし、地図に拠れば、町田街道を南下すれば、また合流できる。
 町田街道を南下し(道幅が狭くて嫌な道だが)、やがてR16に復帰。ここから小さな峠を二つ越えることになる。一つ目の登りを、延々と登って行く。距離的にも斜度もたいしたものではない。また交通量も意外に少なかった。たぶん、バイパスに流れるのだろう。
 一つ目の登りを終えると、ご褒美の下りだ。快調に下って行く。山間の、というより郊外の道をしばし走り、またいつの間にか上りに差し掛かった。どちらもいい感じに登って行けた。なんだか、足が予想以上に回りつづけている。しかし気分的には何故か重苦しいものを抱えていたし(帰路のことを考えていたからだろう)、足には疲労感があって、ベストではないし、ベターですらない。にもかかわらず、足を回すことに苦痛は無い。不思議な感覚だ。
 峠を越えると、八王子市街に入った。ここではまっすぐ進み、先がいかにもアーケードっぽい通りになったところで左に曲がり、標識でR16号を確かめてから右折した。この辺は交通量が多く、道も良くない。が、それほど走ることも無く、また道幅が広い郊外の道になった。
 やがて、拝島橋に到着した。ここからが多摩川サイクリングロードの本番だ。
 左岸の川上側に延びるサイクリングロードに入り、ゆっくり走った。道幅は広くは無いが、2台がすれ違うのに不都合は無い。しかし、時々不条理としか思えない切り返しが出てくるのには参った。土手があちこちで寸断されているからだろう。
 時々、小公園に行き会い、適当に休憩を取りながら、水の景色を楽しみながら走った。
 やがて、道はまた小公園に吸い込まれた。そこでまた休止を取ろうと自転車を止めたとき、大きな案内板に気づいた。ここが羽村取水堰だったのだ。なるほど、こういう場所だったのね。少し川上に歩くと、取水のための大きな堰と、余分な水を戻すための排水溝が並んでいた。
 思ったより早く折り返し点に到着した安心感からか、空腹を感じた。近くにたこ焼きの出店があったので、たこ焼きを買った。8個で350円か。関東圏で見た中では、結構安いほうだった。味も悪くない。全部平らげて、バックパックに忍ばせておいたカレーパンも口に入れておいた。
 1時間ほど、昼寝なんぞもしながら、ゆっくり過ごした。風が心地よい。風か。そう、かなりの南風が吹いているようだ。まあ、この季節は当然のことだけど。
 折り返して、南下し始めた。やはり風がきつい。このところの自転車三昧で、疲労のたまった足腰にはきつい。乳酸がずっしりと沈殿して行くのが分かる。今までならバテバテになって、とろとろ走るのが精一杯だったろう。
 ところが、今日はなぜか足が回りつづける。辛いのに、足は止まらず、強風にもかかわらず25km/hペースを維持できる。踏んでも踏んでも、辛いのに、いつか足が止まりそうな感じはしない。今日、いや、最近は乳酸耐性が高まったのか。それにしても足だけは快調だ。全身疲れているのに、自転車筋だけは好調だ。これは、我が自転車筋に神が宿ったのだろうか。そういう、超自然的な回り方だった。
 向かい風に煽られて、ふらつくほどの風だった。しかしリラックスポジションを取ると23km/h程度、ブレーキブラケットを持つと27km/hペースで走ってゆける。なかなかハードで、トレーニングになりそうな道行きだ。
 登戸で橋を渡り、さらに右岸を下っていった。この辺は何度か走ったっけ。
 最初はR15まで走ろうと思っていたのだが、R1に突き当たったところで、意外に道幅があることもあり、ここで多摩川を離れることにした。
 R1は道幅があり、また流れも良いので、テンポよく走ってゆけた。やがて横浜駅の近くからはいつも走っているルートに乗り、帰還した。
 走行距離は128km程度。三浦半島一周ほどにはアップダウンが無いので、自分を鍛える100kmシリーズには有望だ。これからもちょくちょく走ろうかな。