Strange Days

2003年05月31日(土曜日)

サガミでMR-4Fフォーク差し替えに

21時45分 自転車 天気:雨が降ったりやんだり

 予報通り、雨の一日となった。今日辺りにMR-4Fのフォークを交換してしまおうかと思っていたのだが、この雨では自転車で出かけるのも骨が折れる。でも、一刻も早くフォークを換えて、その効果を確認したい。
 そんな風にうじうじ考えながら、PCに向かっていた。すると15:00頃、雨音がしなくなっているのに気づいた。外に出ると、雨は降り止んでいた。路面は濡れているが、雨具を着て走れば、濡れずにサガミまで行けるだろう。即断即決。早速、MR-4F改を持ちだし、雨具を着込んで走り出した。
 走り出した途端、また雨が降り始めた。ああ、世の中ってのはなんでこうなんだ!(八つ当たり) しかしすぐに雨足が弱まり、無事にサイクルセンター店にたどり着いた。
 階段の横で雨具を脱ぎ、自転車の水気を出来るだけ拭いておいた。とりあえずチェーンで固定して、3Fに登った。こんな日に自転車屋に来る人は少ないだろうと睨んでいたのだが、意外なくらい混雑していた。逆に、自転車に乗れない日だからこそ、ここが混んでいるのかもしれないな。
 店員を捕まえて、相談を持ちかけた。詳しい内容を話すと、問題なくできますよという回答だった。お願いすることにして、1FからエレベータでMR-4Fを持ち込んだ。
 出かける前は、きっと預けることになるだろうから、今日は相鉄で帰ろうと思っていた。ところが、30分で出来るという話だった。なら乗って帰れるな......この雨の中は鬱だが(爆)。
 とりあえずNo.3店、アパレルコーナを冷やかして帰ってみると、差し替えはすでに終わっていた。改造の内容は、フォークのカーボンフォーク(持ち込み)への差し替えは当然として、それに伴うヘッドパーツ(無印スレッドからCaneCreakのアヘッドに)、ステム(プロファイルのスレッドステム80mmからDixnaのアヘッドステム80mm)の交換、そしてコラムスペーサーの追加(10mm*8)だった。大量のコラムスペーサーをまとった新しいステム周辺の姿は、なんとなく異様だ。
 傍らに前のクロモリフォークがあったので、持ち帰ろうと拾ってみた。その重さにびっくり。カーボンフォークに比べ、200g以上は違う感じだ。かなりの重量減につながったと思う。
 費用は工賃3000円込で15000円弱だった。ヘッドパーツとステムの価格によって、かかる金は上下するだろう。店員に、『クランプ長が長いので、玉辺りはかなり固めにしなければならない』と注意された。確かに、前に比べてかなり固めに締め付けてある。こうしないとガタが出やすいのだそうだ。
 店を出ると、また雨が降り出している。覚悟を固めて、最短ルートを走って戻った。
 家に帰るまでの間にさえ、カーボンフォークの効果ははっきり分かった。路面の段差を越えるときの衝撃が、以前のクロモリに比べて激減している。本当に、短い時間でもはっきり分かるくらいだった。タイヤの気圧をかなり下げたような感じで、しかも走りに変わりはない。いや、路面からの衝撃に備える必要が減ったので、その分ライディングに集中でき、前以上に良く走れるようになった。気のせいかもしれないが、路面の段差越え時のバウンドが減り、路面追随性も良くなった気がする。これは間違いなく大成功。TCR-2のシートピラーをカーボン化したときはあまり効果を感じられなかったが(前がサス付きだったからかもしれないが)、これは短い時間の試乗でもはっきり違いが分かるだろう。しかもペナルティは無さそうだ。
 ただ、この24インチ級フォークは、概ねジュニア向けに設定されている物なので、大重量に耐えられるかどうかは未知だ。しかしトライアスロンなどの市場も意識しているだろうし、安全係数は十分にあるはずだから、さほど心配しなくていいはずだ。チッポリーニじゃなきゃ、フォークを折ることはあるまい。
 なにか、弱点がどんどん減って行くMR-4F改。もうアドバンスドMR-4Fと呼んでも問題あるまい(いや問題もなにも)。